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日本ミシュランタイヤ、ワイドシングルタイヤ「X One」を冷凍車輌に装着

2014-06-10

ミシュランのワイドシングルタイヤ「X One」が、
ついに冷凍車輌に装着


 日本ミシュランタイヤ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:ベルナール・デルマス)は、環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「MICHELIN X One(ミシュラン エックスワン)」(以下「X One」)が、生田梱包株式会社(本社:埼玉県入間市狭山ヶ原、代表取締役:生田芳夫)が新たに導入した冷凍車輌に装着されましたので、お知らせいたします。

 ミシュランの「X One」は、ワイドシングルタイヤの中でも、駆動軸装着も可能で、更に1軸あたり10tもの荷重能力を持つワイドシングルタイヤです。トラックに装着されている2本(ダブルタイヤ)のタイヤを1本にするというコンセプトで、車輌の軽量化や積載効率の向上を可能にすると同時に、環境負荷低減とコスト削減を達成する新しいコンセプトのタイヤです。軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減すると同時に、発熱源の1つとされるサイドウォールの数がダブルタイヤの4ヶ所からワイドシングルタイヤの2ヶ所に減ることで回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減します。この二つの効果により車輌の燃費改善や燃料消費量の節約に貢献します。

 生田梱包株式会社は、今回新たに導入した冷凍車輌の後輪2軸に「X One」を装着したことにより、従来のダブルタイヤと比較し、1車軸あたり160kg(※1)もの軽量化を実現し、車輌重量を320kg(※1)も軽減しました。装着タイヤは「MICHELIN X One XDN2(ミシュラン エックスディーエヌツー)」で、タイヤサイズは455/55R22.5(166L)です。

 生田梱包株式会社の代表取締役の生田芳夫氏は、「数年おきに最新の環境機能を整備した車輌を積極的に導入するなど、常にドライバーにも環境を意識させ、荷主様にもわれわれの企業姿勢を示してきました。タイヤの装着本数を減らすことで原材料と廃タイヤの数を減らし、大幅な軽量化により燃費を向上させ、更に積載量まで増やすことができる、今までにないタイヤがあることを知り、今回採用を決定しました。燃費が悪いと言われる冷凍車輌だからこそ、ワイドシングルタイヤの装着により燃費改善のインパクトがあるのではないかと期待しています」と期待を語りました。

 また、日本ミシュランタイヤ株式会社 代表取締役社長のベルナール・デルマスは、「2本を1本にするという画期的なこの製品は、車輌重量削減や積載効率改善はもちろんのこと、燃費改善による環境負荷低減のソリューションとしても期待されています。一般的に燃費が悪いとされる冷凍車輌に『X One』が採用されたことにより、国内輸送事業者の皆さまが抱える燃料費高騰などの課題に対するソリューションになりうることが、より多くの方々に認知されることを期待しています」と語りました。

 *製品画像などは添付の関連資料を参照

 ※1:11R22.5スチールホイール装着ダブルタイヤと、アルミホイール装着の「X One」との比較(ミシュラン調べ)


 「X One」はトレーラー用としてだけでなく強大なトルクのかかる駆動軸用としても使用されることを前提に設計されたミシュランが誇るプレミアムワイドシングルタイヤシリーズです(※2)。ダブルタイヤをシングル化することで、以下のような効果を実現します。

 1.積載効率大幅向上によるトラックユーザーの運行経費削減:

 今回採用された「X One」の455/55R22.5サイズは、日本市場で最も一般的な大型トラック用ダブルタイヤのサイズ11R22.5と外径がほぼ同じで、且つ日本の法律上最大値とされる車軸あたり10tの耐荷重能力を持ちます。11R22.5のダブルタイヤ仕様と較べ大幅に軽量化でき、積載可能重量を拡大することが可能になります。積載効率の向上は、同重量の輸送に必要なトラック便数の削減につながります。(軽量化のイメージ画像参照)

 2.環境負荷低減:

 サイドウォールがダブルタイヤの4枚からワイドシングルタイヤの2枚に減ることにより、回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減すると同時に、軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが車輪を回転させる際に生じる慣性力を低減します。この二つの効果により車両の燃料消費量の節約に貢献します。さらに、タイヤを2本から1本に減らすことによって廃棄されるタイヤも減り、環境負荷低減を可能にします。

 3.車両の安全性向上:

 左右タイヤ間距離(輪距)を拡大できるため車両の走行安定性が向上し、車両の低重心化も可能となり、安全性向上に貢献することができます。(走行安定性・車両低重心化のイメージイラスト)

 4.車両設計の自由度拡大と生産性向上:

 ダブルタイヤ仕様と比較しタイヤ・ホイールユニット総幅が縮小されるため、左右タイヤ間距離が増大しシャシ設計の自由度が拡大します。また、シングル化により部品点数が減り車両の生産性も高められます。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 ※2:「X One」シリーズには駆動軸用タイヤ以外のラインナップもあります





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