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電通、「ジャパンブランド調査2014」を実施

2014-06-06

電通、「ジャパンブランド調査2014」を実施
―「優れている」と思う日本の物事は、ASEANでは「技術」、
東アジアでは「食・アニメ・漫画・温泉旅行」、欧米では「日本庭園」―



 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直)は、日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する「クールジャパン」関連事業において、顧客企業のマーケティング活動支援を目的に、2014年4月に18カ国・地域(※)で「ジャパンブランド調査2014」を実施しました。
 この活動は全社横断プロジェクトである「チーム・クールジャパン」が提供するサービスのひとつで、顧客企業が海外展開する際に、親日度(日本に対する好意度)の地域別状況や、日本および日本産品に対する興味・関心、イメージなどを把握することができるため、海外でのマーケティング活動にお役立ていただくことが可能であると同時に、国内においても外国人対応を進める企業にご活用いただける内容となっています。

 ※ 18ヵ国・地域=中国、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア

 本調査で得られたデータを、日本への好意度、日本の物事への関心度、日本食への関心・意向度、訪日予定/意向度、という4つの切り口で整理しました。主なファインディングスは次のとおりです。


【主なファインディングス】

1.日本への好意度

 ◇日本のことが好きな国・地域のトップ3は、ベトナム、マレーシア、タイ

 ・「日本のことを好きかどうか」を質問したところ、最もスコアが高かったのはベトナム、次いでマレーシアとタイという結果となり、上位はASEAN諸国が占めることになりました。
 【図表1】参照
 (5段階評価「とても好き」+「まあ好き」の合計スコアに基づく)

 ◇日本への好意度が高い人は、日本のサブカルチャーやコンテンツへの興味・関心が高い

 ・調査対象国・地域において、日本のことが「とても好き」と回答した好意度の高い人は、全体に比して、現代のサブカルチャーやコンテンツ(ファッション、キャラクター、映画など)への興味・関心が高いことが分かりました。特に全体としての好意度が高くなかった韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、ロシアにおいて、日本のことが「とても好き」と回答した人にその傾向が強く、韓国では「音楽」、イギリスでは「アニメ・漫画」、アメリカとドイツでは「ファッション」、ロシアでは「映画」に関する日本への興味・関心が相対的に高いことが分かりました。

2.日本の物事への関心度

 ◇興味・関心のある日本の物事トップ3は、「日本食」「日本への旅行」「日本のファッション」

 ・日本の物事の中で「興味・関心がある」ものを聞いたところ、全体的にスコアが高かったトップ3は「日本食」「日本への旅行」「日本のファッション」。
 【図表2】参照

 ◇高まるASEAN諸国での「日本のファッション」人気

 ・「日本のファッション」や「日本のデザイン」などは、特にASEAN諸国で興味・関心が高く、項目によっては国・地域ごとの差異がありました。
 ・昨年と比較して10ポイント以上スコアが伸びた興味・関心の項目は、「日本のコスプレ」「日本のファッション」「日本の音楽」「日本の映画」「日本の伝統芸能」「日本の伝統工芸品」などで、現代文化と伝統文化という両面で、日本文化への興味・関心が高まっていると言えます。
 【図表3】参照
 ・これらの中でも最もスコアが伸びたのは「日本のコスプレ」で、日本のアニメ・漫画ブームがファッションと融合してより深化しているものと捉えることができます。

 ◇「優れている」と思う日本の物事トップ3は、「AV家電」「アニメ・漫画」「ロボット工学」

 ・日本の物事の中で「優れている」と思うものを聞いたところ、全体でスコアが高かった項目の上位3つは、「日本のAV家電」「日本のアニメ・漫画」「日本のロボット工学」。
 ・技術系の項目が上位を占める中で、「日本食」「日本のゲーム」がトップ10入りしています。
 【図表4】参照

 ◇「優れている」と思う日本の物事は地域で異なる。ASEAN諸国では日本の技術、東アジアでは日本の食・アニメ・漫画・温泉旅行、欧米各国では「日本庭園」

 ・国・地域(および日本文化の浸透度)によって上位にくる項目は異なっています。傾向として、(日本文化が浸透しているシンガポール、タイ以外の)ASEAN諸国では日本の"技術"が、東アジア(中国、香港、韓国、台湾+シンガポール、タイ)では日本の"食、アニメ・漫画"や"温泉旅行"などに関する評価が高い傾向にあります。欧米各国では全体的にはスコアが低いものの、「日本庭園」が上位にランクされる傾向があるのが特徴的です。
 【図表5】参照
 ・また、長寿大国・日本ならではの「日本のシニア向けサービス・技術・商品」がトップ10入りする国・地域も散見され、新たなビジネスチャンスの可能性が示唆されます。

 ◇「Made in JAPAN」は、よりサステナブルで愛されるブランドへと変化

 ・「Made in JAPAN」のイメージとして高いのは、「ハイテク」と「高性能」。
 【図表6】参照
 ・過去3年間の調査で、「環境に配慮している」「壊れにくい、長持ちする」「人に喜ばれる」「幸せな気持ちになる」などのスコアが上がり続けていることから、機能・性能以外の価値に対する評価が高まってきており、「Made in JAPAN」はサステナブルで愛されるブランドへと変化しているものと推察されます。
 【図表7】参照


 *以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照



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