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NTT−AT、4K放送対応の「H.265/HEVCデコーダー アプライアンス」(仮称)を発売
NexTVフォーラムで試験放送が開始される4K放送対応の
H.265/HEVCデコーダーを8月に発売
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT−AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:花澤 隆(*))は、4K"Range Extension"(4:2:2,10bit)(※1)対応の「H.265/HEVCデコーダー アプライアンス」(仮称)を2014年8月に販売開始します。
本商品は、4K放送波再送信時の受信モニターなどの用途でデジタル放送システムに組み込むために必要な入力端子DVB−ASI、出力端子3G−SDI×4を備え、4K試験放送開始に伴って高まる、放送局や各事業者の需要にこたえてまいります。
*社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
国内では、NexTVフォーラム主導で4K映像の試験放送が6月2日より開始され、ケーブルテレビ各局では4K試験放送の再送信を行うため、再送信映像のモニター用のデコーダー装置が必要となることが予想されます。
また、放送局においては、放送素材に色再現性の高いカラーフォーマット4:2:2(※2)が使われているため、デコーダーにはこのフォーマットをサポートするH.265/HEVCの"Range Extension"(4:2:2,10bit)(※1)規格への対応が必要です。
NTT−ATでは、これまで国内外に販売展開する映像系ブランド「RealFeel シリーズ」の主力商品として、さまざまな規格の映像符号化商品を開発・販売しており、その符号化性能の高さから数多くの導入実績があります。
4K試験放送開始を受けて、「RealFeel シリーズ」の新たなラインナップとして、4K"Range Extension"(4:2:2,10bit)に対応した「H.265/HEVCデコーダー アプライアンス」を追加し、放送および映像配信市場のさらなる発展に貢献してまいります。
■特長と基本仕様
再生可能動画フォーマット:H.265/HEVC Range Extension Profile(Main 422 10bit)
色フォーマット 4:2:2、ビット深度 10bit
外形寸法:19インチラックマウント形状、4Uを予定
入力端子:・DVB−ASIx1
・USB(ファイル再生):タイプA×3ポート,USB2.0×3ポート
出力端子:・SD/HD/3G−SDI×4(4K)
・HDMI2.0×1(対応予定)
■ターゲット
・4K放送/再配信時の受信確認用モニターデコーダーを必要とする放送局、映像配信事業者
・4Kライブ映像 送出確認用デコーダーを必要とするイベント業者
■価格と目標販売台数
価格はオープンプライス(お問い合わせください)。
2015年度までに100台の販売を予定しています。
※ 文中記載の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。
※1 Range Extension…映像撮影機器のハイエンドユーザーや映像制作現場に求められる高品質な映像の符号化規格。
2014年6月に符号化規格として策定予定。
※2 カラーフォーマット4:2:2…信号フォーマットの一種。配信用映像に用いられる4:2:0フォーマットと比較して、色差情報量が2倍。