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村田製作所、9.0x9.0mmの表面実装型圧電サウンダを量産開始
世界最小・最軽量!表面実装型圧電サウンダの量産開始について
※製品画像は添付の関連資料を参照
<要旨>
株式会社村田製作所はこのたび、表面実装型圧電サウンダ(*1)としては世界最小・最軽量(9.0x9.0mm)の発音部品を開発し、2014年3月より量産を開始いたしました。
<背景>
近年普及が進むモバイル機器や家庭用ヘルスケア機器では、高機能化とともに小型・軽量化が進み、マンマシンインターフェース(*2)のひとつとして搭載されている発音部品においても、より一層の小型・軽量化が求められています。
当社では、そうしたニーズに応えるべく、独自の材料技術と高精度加工技術を応用し、世界最小(9.0×9.0mm)・最軽量の表面実装型圧電サウンダを商品化しました。(当社従来品との比較で面積および重量比で44%減)
機器の小型・軽量化とともに、設計の自由度向上に貢献してまいります。
<特徴>
・低消費電力
電圧駆動のため消費電力が小さくバッテリーの長寿命化に貢献
・電気ノイズが無い
周辺回路への影響が少ない
・小型・薄型・軽量
磁石やコイルを使わないシンプルな構造のため、機器の軽量・薄型化に貢献
<用途>
家庭用ヘルスケア機器、リモコン・スイッチ、ハンディ型のモバイル機器など
<品番>
PKMCS0909E4000−R1
<特性図>
※添付の関連資料を参照
<電気的性能>
音圧レベル :65dB以上(4kHz、±1.5Vo−p方形波、10cm)
最大入力電圧:±12.5Vo−p以下
動作温度範囲:−40〜+85℃
保存温度範囲:−40〜+85℃
<外形寸法図>
※添付の関連資料を参照
<生産体制>
2014年3月より量産開始(100万個/月)
<サンプル価格>
80円/個
<特許関係>
2件
<用語説明>
*1:圧電サウンダ
電気的信号を加えると振動するという圧電特性を利用して音源部を振動させ発音する部品。圧電振動板をプラスチックケース(共鳴器)に組み込んでいる。
*2:マンマシンインターフェース
人間と機械が情報をやりとりする際に仲介となる機器やソフトウエア、プログラムなどのこと。
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