イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

味の素、アミノ酸シスチン・テアニンによるスポーツ時・手術後の早期体調回復効果を発見

2011-02-15

アミノ酸シスチン・テアニン(※1)の炎症抑制・免疫機能向上効果で、
スポーツ時・手術後の早期体調回復を実現
2011年2月18日(金)第26回日本静脈経腸栄養学会にて発表


 味の素株式会社(社長:伊藤雅俊 本社:東京都中央区)は、東京大学や仙台オープン病院と共同研究を行い、アミノ酸の一種であるシスチンとテアニン(略:アミノ酸シスチン・テアニン)摂取により、スポーツ時や手術後の炎症反応や免疫機能低下を抑制し、早期体調回復効果があることを発見しました。これらの研究成果は、2011年2月17日から名古屋で開催される第26回日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)で発表(※2)する予定です。


【アミノ酸シスチン・テアニンのスポーツ時・手術後の早期体調回復効果を発見!】
 一般的にマラソン等の激しい運動後に体調不良に陥る選手が多いことがわかっています。この原因として、激しい運動により強い炎症(※3)反応が引き起こされ、カラダの免疫力が低下し、感染症リスクが高まるためと考えられています。
 この度、当社では、“スポーツと免疫力(※4)”をテーマに、東京大学と共同で、駅伝選手やボディビル選手を対象とした臨床試験を実施し、アミノ酸シスチン・テアニンの摂取が強度な運動による炎症反応と免疫機能低下を抑制する研究成果を得ました(*)。
 一方、手術時においても、その侵襲(ダメージ)(※5)によって、激しい運動後と同じように、感染症リスクが高まると考えられています。この度、当社では、仙台オープン病院 副院長 土屋 誉 医学博士らのグループと、胃部分切除(手術)患者を対象とする臨床試験を実施し、手術前後にアミノ酸シスチン・テアニンを10日間摂取することにより、手術に伴う過剰な炎症反応および免疫機能低下を抑制し、手術後の早期体調回復に有用であることを明らかにしました。


【仙台オープン病院にて、ERAS(イーラス)プロトコール(※6)の考え方に基づき、手術入院患者のクリニカルパス(※7)導入が決定!】
 近年、医療現場では手術後早期に体力を回復させることを目的としたERASプロトコールの考え方が導入され始めました。
 この度の研究成果により、仙台オープン病院において、ERASプロトコールの考え方に基づき、手術入院時に用いるクリニカルパスにアミノ酸シスチン・テアニンの摂取が導入されることになりました。

 *参考画像1は添付の関連資料を参照

 当社は、今回の成果を踏まえて更にシスチン・テアニンを医療現場で活かすべく、今後もシスチン・テアニンについての研究を基礎から臨床まで継続していきます。将来的にはシスチン・テアニンの機能を活用し、医療現場での課題解決に大きく貢献していきたいと考えております。

 本研究は、スポーツ科学研究から得られた知見を医療現場での課題解決に活かすことのできた社会的に意義のある成果と捉えており、今後もこうした研究を積み重ね、幅広い視野で明日のよりよい生活に貢献していきます。


※「アミノ酸シスチン・テアニンの手術後の早期体調回復効果」の参考グラフおよび参考資料は添付の関連資料を参照

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版