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日立ソリューションズ、ファイルサーバーのアクセス権を適切に管理するソフトを提供開始
ファイルサーバーのアクセス権を適切に管理する
「活文 File Server Access Controller」を提供開始
−従業員1万人規模の日立ソリューションズグループでの運用実績をベースに商品化−
株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:佐久間 嘉一郎/以下、日立ソリューションズ)は、ファイルサーバーのアクセス権を適切に管理するWebアプリケーションソフト「活文 File Server Access Controller(カツブン ファイルサーバー アクセス コントローラ)」の提供を5月28日から開始します。
本商品は、企業の情報システム部門に代わり、現場のファイルサーバー利用者の中から選出した運用代行者が、Webブラウザー上でファイルサーバー内のフォルダへのアクセス権管理を行うことを可能とするものです。現場運用者が、ブラウザーの画面上から、フォルダへのアクセス権が与えられているグループに対して職場のメンバーの追加や削除を行うと、本商品はその結果をActive Directory(*1)とファイルサーバーに適切に反映します。
これにより、これまで情報システム部門に集中していたアクセス権管理を現場に移管でき、現場業務の速やかな遂行と情報システム部門の業務負担の軽減を支援します。また、現場運用者がアクセス権の変更をタイムリーに行えるため、ファイルサーバーの適切なアクセス権管理が可能となり、不正アクセスの未然防止を図ります。
*1:Windows Serverの機能の一つで、管理するネットワーク上に存在する様々な資源やその利用者の情報やアクセス権限などを一元管理するもの。
企業内のファイルサーバーは、セキュリティーポリシーやコンプライアンス要件の統一、バックアップおよび災害対策の実施と、これらの運用を含めたトータルコストの削減のために、大容量のファイルサーバーやNAS(Network Attached Storage)への統合が進んでいます。しかしこの結果、不定期に発生するメンバーの増減や組織変更による人事異動などをタイムリーにアクセス権に反映するために、情報システム部門の業務負担が増大しています。また、アクセス権変更の遅れは不正アクセスの発生リスクを高めることとなります。
従業員が1万人を超える規模の日立ソリューションズグループでは、ファイルサーバーの統合にあたり、フォルダのアクセス権管理を情報システム部門から各部署に移管することで、ファイルサーバーのアクセス権管理の専任者を情報システム部門に置くことなく運用を開始しました。数百テラバイトの統合ファイルサーバー内にある約2,800のフォルダのアクセス権管理を、本運用により3年以上継続しています。「活文 File Server Access Controller」は本運用実績をベースに商品化したものです。
主な特長は以下の通りです。
■「活文 File Server Access Controller」の主な特長
1.現場業務の速やかな遂行と情報システム部門の業務負担軽減を支援
情報システム部門は、各部署やプロジェクトからの申請にしたがって、フォルダの作成とフォルダへのグループの割り当て、アクセス権管理を行う現場運用者の登録のみを行います。一方、現場運用者は、グループへのメンバーの追加や削除をWebブラウザー上で行います。アクセス権管理の移管により、情報システム部門は現場のメンバー異動に伴うアクセス権の設定変更業務が不要となり、現場はタイムリーにアクセス権の設定が可能となるため、業務を速やかに遂行できます。
2.専門知識を前提としないアクセス権管理を実現
本商品が必要に応じて、Active Directoryおよびファイルサーバーの設定や変更を行うため、ITの専門知識のない現場運用者でもアクセス権を管理できます。また、フォルダを限定した管理権限を現場運用者に割り当てることで、情報システム部門は全社ネットワークのセキュリティを確保できます。
3.メンバーの異動や退職などの際にも適切にセキュリティを確保
情報システム部門および現場運用者は、フォルダの一覧と各フォルダにアクセス可能なグループとそのメンバーを表示して確認できます。現場運用者が随時あるいは定期的なアクセス権の棚卸しを行うことで、メンバーの異動や退職などの際にも適切にセキュリティを確保できます。
4.月額レンタルにて提供し、手軽な価格での導入を支援
本商品は、月額レンタルの形態でソフトウェアを提供します。情報システム部門は、本ソフトウェアをWindowsサーバー上で稼動させて、現場運用者にWebサービスとして公開し運用します。月々わずかな費用で手軽に始められます。
・参考資料は添付の関連資料を参照
■前提条件
1.Active Directoryでユーザー管理を実施し、かつ、ファイルサーバーのアクセス権は、NTFS(*2)アクセス権で制御することが前提です。
2.ファイルサーバーの「フォルダ」に対して、Active Directoryの「グループ」にアクセス権を与える運用を前提とします。「ユーザー」はこのアクセス権のある「グループ」に所属させることでアクセスを可能とします。
*2:NT File System:Windowsが採用する標準ファイルシステム。ファイル別、アカウント別にアクセス権を設定できる機能を持つ。
■価格(税別)
商品名:
活文 File Server Access Controller
概要:
管理対象フォルダ:200まで
価格:
3万円(月額)
※ 年間契約を基本とします。
※ 管理対象フォルダの追加ライセンス、無制限ライセンスも用意しています。
■提供開始時期
2014年5月28日
■商品紹介URL:
http://www.hitachi-solutions.co.jp/katsubun-fac/
1ヶ月の期限付きの評価版を提供します。詳しくはWebをご覧ください。
・セミナー開催のご案内は添付の関連資料を参照
※ Active Directory、Windows Serverは、マイクロソフト コーポレーションの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※ 活文、ハイブリッドインテグレーションは、株式会社日立ソリューションズの登録商標です。
※ その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。