Article Detail
日本HP、データセンター/キャンパスネットワーク対応製品とSDNアプリケーションを発表
データセンターおよびキャンパスネットワーク対応製品とSDNアプリケーションを発表
100G bpsイーサネット対応を想定したシャーシ型スイッチや
次世代規格を採用した無線アクセスポイント、
ネットワークエッジで活用するSDNアプリケーションを発表
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、社長執行役員:ジム・メリット)は本日、ネットワーク環境の全体最適化を目的としたデータセンターおよび、キャンパスネットワーク向けの製品ラインアップを拡充し、さらに、Software−Defined Networking(以下、SDN)に対応するアプリケーションを提供開始します。
本日発表の主な新製品は以下の通りです。
・データセンターネットワーク向けシャーシ型L3スイッチ
「HP FlexFabric 12518E Switch」「HP FlexFabric 12508E Switch」
・キャンパスネットワーク向けIEEE 802.11ac対応無線アクセスポイント
「HP 560 802.11ac Dual Radio Access Point」
・マイクロソフト社製のユニファイドコミュニケーション&コラボレーション(UC&C)ツールと連携するSDN対応アプリケーション
「HP Network Optimizer SDN Application for Microsoft Lync」
・HPが運営するセキュリティ情報に関するデータベース
「TippingPoint Reputation Digital Vaccine(以下、Reputation DV)」と連携し様々な脅威からネットワークを守るSDN対応アプリケーション「HP Network Protector SDN Application」
昨今、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)が急速に拡大しており、企業が取り扱うデータ量は爆発的に増加し予測困難な状態にあります。データセンターでは、仮想化技術によるサーバーおよびストレージの集約が進み、通信トラフィック量が急激に増大しつつあります。これにより、大量の通信トラフィックを低遅延で高速処理できるシンプルでフラットなネットワークの再構築が求められています。
こうした市場背景を踏まえ、次世代データセンターのニーズを満たすネットワーク製品として、より高速・高密度で10G bpsおよび40G bpsそして、将来的には100G bpsイーサネットなど多様なインターフェイスを搭載可能なネットワークのコアを担うシャーシ型L3スイッチ「HP 12500 Switchシリーズ」の新モデルとして、スイッチング性能を75%増強した「HP FlexFabric 12518E Switch」、「HP FlexFabric 12508E Switch」を発表します。本製品群は低遅延で高速なパケット処理を行うとともに、高い信頼性の確保のためにNon Stop RoutingおよびNon Stop Forwarding / Graceful Restart機能を実装しています。また、OpenFlowに対応し次世代ネットワークのコアを担う製品として充分な機能と信頼性を高い費用対効果で実現します。
一方、キャンパスネットワークにおいては、ワークスタイルの多様化が加速し、スマートフォンやタブレット等を活用したシステムへのアクセス要求が急増し、無線ネットワークインフラの整備に関する需要が高まっています。
これらのニーズに対して、IEEE 802.11acに対応した無線アクセスポイント「HP 560 802.11ac Dual Radio Access Point(以下、HP 560)」を発表します。「HP 560」は最大1.3G bpsの無線通信速度を提供し、既存製品と比較して約3倍のパフォーマンスを提供します。また、無線ネットワークの最適化を実現する「Wi−Fi Clear Connect」機能にて、無線の混雑状況に応じた「チャネルの最適化」や「パフォーマンスの平準化」、「パケット送信のスケジューリングを調整した輻輳の回避」などをリアルタイムに実施し、自律した高品質の無線ネットワークを提供いたします。また今後、「HP 560」はOpenFlowに対応することで、SDN環境において有線および無線ネットワークを区別することないネットワークの統合制御を実現します。
HPはSDNソリューションのポートフォリオ拡充を進めており、構成要素であるインフラストラクチャー層、コントロール層、アプリケーション層の3層すべてにおいて対応する製品やコンサルティングサービス等を提供しています。今回アプリケーション層を担う製品として「HP Network Optimizer SDN Application for Microsoft Lync」と「HP Network Protector SDN Application」を発表します。本製品群はOpenFlowの適用箇所をキャンパスネットワークの終端(エッジ)にフォーカスしています。既存ネットワークのSDN化への移行の検討において、端末が接続される終端のネットワーク集線機器をOpenFlow対応機器とすることにより、既存のネットワーク資産を流用しながらアプリケーションと連携するSDNのメリットを低コストで実装することが可能です。
「HP Network Optimizer SDN Application for Microsoft Lync」は、「Microsoft Lync」と「HP VAN SDNコントローラー」が連携するインターフェイス製品で、UC&Cに関する通信帯域幅がOpenFlowを活用して動的に最適化されます。通常、各スイッチが利用出来る帯域幅は静的に割り当てられているため、映像や音声の通話品質が低下してしまうケースも少なくありませんでした。本製品では「Microsoft Lync」のユーザーに適正なポリシーを動的に実装し、UC&Cに関する満足度(QoE)の向上を実現します。
「HP Network Protector SDN Application」は、HPが提供する「Reputation DV」と「HP VAN SDNコントローラー」が連携するインターフェイス製品で、ネットワークの終端部分にリアルタイムなセキュリティの確保を実現します。「Reputation DV」は数百万件もの悪意のあるIPアドレスやドメインネームが登録されリアルタイムで更新されています。ネットワークにアクセスしてきたユーザーのトラフィックを「Reputation DV」と照合し、様々な脅威からユーザーデータとプライバシーをプロアクティブに防御します。
本日発表の新製品の特長は以下の通りです。
※添付の関連資料を参照
■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/networking_20140527/
※製品画像は添付の関連資料を参照
文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
■お客様からのお問い合わせ先
カスタマー・インフォメーションセンター
TEL:0120−436−555
ホームページ:http://www.hp.com/jp/