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近畿大とイオンアグリ創造、循環型農業の研究などで産学連携包括協定を締結

2014-05-26

産学連携により生産性の高い、環境に配慮した農業を目指します
近畿大学とイオンアグリ創造の産学連携包括協定の締結について
農産物の安定供給×循環型農業研究×就農人材育成


 本日、近畿大学(大阪府東大阪市)とイオン株式会社連結子会社で直営農場の運営管理を担うイオンアグリ創造株式会社(千葉県千葉市)は、産学連携包括協定を締結し、北海道恵庭市にある近畿大学バイオコークス(※)研究所が所有する農地において、共同で循環型農業の研究、バイオコークスを利用したハウス加温栽培の研究および就農人材の育成に取り組みます。

 ※バイオコークス:あらゆる植物(バイオマス)から形成できる新しいエネルギー展開技術。石炭や灯油などの化石資源の代替を可能にすることから実質的な地球温暖化ガスの削減が可能となります。


【目的】
 ●安全・安心かつ新鮮でおいしい野菜をお求めやすい価格で安定供給するため、近畿大学バイオコークス研究所内農地にて実証実験を共同で行う。
 ●循環型農業を研究・実践することで、持続可能な農業を確立する。
 ●バイオコークスのコスト面でのメリット、およびCO2削減の具体的なメリットを検証し、広くバイオコークスの普及を目指す。
 ●イオンアグリ創造の従業員など、就農人材の育成を推進する。


【実施概要】
 ●バイオコークスを燃料に用いたハウス加温栽培について同農地でトマトの栽培を通じた実証実験を9月より行う。
 ●循環型農業の確立に向け、同農場で発生した野菜の残渣など有機性残渣の活用について産学連携で研究・実践する。
 ●イオンアグリ創造の社員および地域の新規就農希望者の農場実習や作物栽培に関する研修を、近畿大学、イオンアグリ創造が共同で実施する。

 *参考資料は添付の関連資料「参考資料(1)」を参照

 これらを6月上旬から順次開始します。


【背景】
 近畿大学バイオコークス研究所(北海道恵庭市)では、バイオマスエネルギーであるバイオコークスの研究はもちろんのこと、循環型農業に関する研究も行っています。循環型農業に関しては有機性残渣(バイオマス:生ゴミ、畜糞、下水汚泥等)を好気性微生物で醗酵、堆肥化する技術の確立と、その堆肥を用いた、減化学肥料、減農薬による作物栽培の研究を行っています。これらの技術確立には数多くの実証実験データが必要であり、実験規模の拡大や多様化が必要となっていました。

 一方、イオンアグリ創造(株)は、安全・安心でお求めやすい価格で野菜を安定供給するために、生産性の高い大規模農業のビジネスモデルの確立を目指しています。このような中、低コストでハウス栽培を行い冬場も安定的に野菜を供給することや、2015年度末に直営農場を現在の約2倍の面積にあたる500haに拡大するにあたり、従業員の作物栽培技術の向上が喫緊の課題となっていました。


【今後の展開】
 ●近畿大学バイオコークス研究所が所有する農地で栽培された野菜をイオン店舗で試験販売し、市場調査研究を行う。
 ●近畿大学附属農場(和歌山県有田郡)において近畿大学農学部等との共同研究を実施する。
 ●イオン店舗で発生した食品残渣を原料とするバイオコークスを製造し、イオン直営農場で冬季間にハウスの暖房の燃料として利用した野菜栽培を行い、環境への配慮と低コストな野菜栽培の両立を実現する。


<ご参考>

 *添付の関連資料「参考資料(2)」を参照


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