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太陽誘電など、水中での大量なデータ伝送が可能な高速通信装置を開発

2014-05-21

高速水中可視光通信装置を共同開発
−水中でのワイヤレス伝送を実現、映像など大量のデータ伝送が可能に−


 太陽誘電株式会社(以下「太陽誘電」)と、東洋電機株式会社(以下「東洋電機」)は、可視光を用いた高速水中可視光通信装置を共同開発しました。水中での減衰率が低い汎用の青色LEDを用い、水中で最大50Mbps(※)の通信速度を実現可能となりました。
 昨今、無線通信を利用した情報通信技術(ICT)が急速に普及し、あらゆる分野で用いられています。しかし、海や湖などの水中では電波の減衰率が非常に高く、電波を用いた無線通信が極めて困難です。従来、水中での無線通信については、音波や可視光を用いた低速通信手段はありましたが、映像など大量のデータを送ることができる高速通信手段は存在していませんでした。
 また、この装置の検証に当たっては、日本放送協会(NHK)とプール用いた水中試験を共同で進めています。


 四方を海に囲まれた海洋国家日本において、海中における資源調査、資源開発は必要不可欠です。しかし、水中からデータ伝送する場合、長いケーブルを使用すると水の抵抗を受けるため、損傷などのリスクが大きく、また、電波を用いた無線通信を水中で行うのは困難です。
 そこで、太陽誘電東洋電機は、それぞれの持つ汎用LED電源を用いた高速通信技術と光伝送技術とを組み合わせ、高速水中可視光通信装置を共同開発しました。この装置は水中において映像、音声、計測情報など大量のデータをワイヤレスで送ることができるため、水中での映像撮影や養殖漁業、海洋計測や海洋土木などさまざま用途での使用が考えられます。
 今後もさらなる検証を行い、小型、軽量化を図るとともに、さまざまなアプリケーションに向けて開発を進めていきます。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 (※)記載の通信速度を保証するものではありません。水中での通信速度は透過率によって大きく変化します。


太陽誘電株式会社 概要】
 会社名 :太陽誘電株式会社
 代表者 :代表取締役社長 綿貫 英治
 本社  :〒110−0005
      東京都台東区上野6丁目16番20号
 設立  :昭和25年3月23日
 資本金 :235億57百万円(2014年3月31日現在)
 事業内容:各種電子部品の開発・製造・販売 他
 URL  :http://www.yuden.co.jp/


東洋電機株式会社 概要】
 会社名 :東洋電機株式会社
 代表者 :代表取締役社長 松尾 昇光
 本社  :〒480−0393
      愛知県春日井市神屋町字引沢1−39
 設立  :昭和22年7月
 資本金 :10億3708万円(2014年3月31日現在)
 事業内容:電子制御装置、配電機器の開発・製造・販売
 URL  :http://www.toyo-elec.co.jp/index.html


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