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シード・プランニング、高齢者/病者用食品市場の将来予測を発表
高齢者/病者用食品市場の将来予測
◆高齢者用食品市場
2013年の市場は1,115億円(推定)。以降、以降順調に市場は成長し、2017年には1,340億円の市場になると予測される。
◆病者用食品市場
2013年の市場は349億円(推定)。以降、年率5%前後の穏やかな成長で2017年には400億円を超える市場になると予想される。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都文京区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、高齢者/病者用食品市場の開発・販売動向と今後の市場規模予測調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
わが国は、諸外国に例を見ない速さで高齢化が進み、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2012年で24.1%となりました。今後、「団塊の世代」が65歳以上となる2015年の高齢者人口は3,395万人になり、「団塊の世代」が75歳以上となる2025年には3,657万人に達すると見込まれ、その後も高齢者人口は2042年まで増加を続けます。
高齢者の増加に伴い、高齢者/病者用食品のニーズは年々高まっており、市場は年率5%前後の成長を続けていますが、需要の増加に伴い、高齢者/病者用食品に対する理解の促進、利用に向けた社会システムの構築は大きな課題です。そのため農林水産省では、2013年10月から「介護食品のあり方に関する検討会議」を設置し検討を続けています。
また、食品の提供事業者も2012年12月に「日本メディカルニュートリション協議会」を設立し、治療食品の普及と安全・適性な使用のために、適切な情報提供・販売活動に関する自主基準を制定しています。
このような状況を踏まえ、本調査では、関連企業の開発動向、商品販売動向を時系列に捉え、今後の高齢者/病者用食品市場を予測しました。
なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「2014年版 高齢者/病者用食品市場総合分析調査」(価格:102,600円:税込、2014年5月1日発刊)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです
※調査結果のポイントは添付の関連資料を参照
<調査概要>
◆調査対象分野
(1)濃厚流動食品、栄養・水分補給飲料
(2)咀嚼・嚥下補助食品
(3)腎臓病対応食品
(4)糖尿病対応食品
(5)褥瘡・PEM対応食品
(6)鉄・カルシウム・ファイバー補強食品
(7)大腸検査食品
◆調査項目
(1)販売実績(2010年〜2012年)と売上予測(2013年)
(2)食品分野別取り扱い状況
(3)主要売上商品と販売額
(4)2013年度新商品
(5)販売ルート(全病食、医薬品卸、食品卸、病院給食事業者、直販/通販)
(6)施設向けと在宅向けの比率
(7)今後の注力分野、注力商品
(8)在宅向け取り組み(通販事業、通販以外)
◆調査対象企業
治療食/介護食を取り扱う食品企業、医薬品企業 計45社(前ページに記載)
◆調査方法
アンケート調査およびヒアリング調査、公開情報収集
◆調査時期
2014年1月〜2014年3月