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パテント・リザルト、「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2013」を発表
【鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界】他社牽制力ランキング2013
トップ3は住友電気工業、新日鐵住金、日立金属
株式会社パテント・リザルトはこのほど、独自に分類した鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界の企業を対象に、2013年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2013」をまとめました(※)。この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2013年に最も引用された企業は、住友電気工業の2,784件、次いで新日鐵住金の2,702件、日立金属の1,754件となりました。
【鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2013 上位10社】
順位 企業名 引用された特許数
1 住友電気工業 2,784
2 新日鉄住金 2,702
3 日立金属 1,754
4 JFEスチール 1,534
5 神戸製鋼所 1,357
6 古河電気工業 1,310
7 三菱マテリアル 1,161
8 フジクラ 1,070
9 JFEエンジニアリング 493
10 住友金属鉱山 442
1位住友電気工業の最も引用された特許は、「半導体発光装置(特願2004−74974)」で、後発の特許12件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別には京セラ、パナソニックの各2件のほか、ROYAL PHILIPS(蘭)、日亜化学工業、小糸製作所、宇部興産などとなっています。
2013年に、住友電気工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は古河電気工業、次いでデンソー、三菱電機となっています。
2位新日鐵住金の最も引用された特許は、「塗料組成物および不動態化亜鉛めっき材料(特願2000−243049)」で、日本パーカライジング、JFEスチール、関西ペイント、日本ペイント、信越化学工業、PANGANG GROUP(中国)など、計9件の特許の審査過程で拒絶理由として引用されています。
2013年に、新日鐵住金の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はJFEスチール、次いで神戸製鋼所、日新製鋼となっています。
3位日立金属の最も引用された特許は、「光電気複合配線部品及びこれを用いた電子機器(特願2004−274671)」で、後発の特許8件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別には日立化成、NATIONAL CENTRAL UNIVERSITY(台湾)の各2件のほか、住友ベークライト、三井化学、パナソニック、GWANGJU INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY(韓)の各1件となっています。
2013年に引用された日立金属の1,754件の特許を分野別にみると、「光ファイバー」が多いほか、「発光素子」や「コイル」などの技術がみられます。
※【集計対象について】
日本特許庁に特許出願され、2013年12月までに公開されたすべての公報のうち、2013年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された公報を抽出。
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【鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2013 ご提供データ】
1)ランキングトップ50社
鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界の被引用件数上位100件および引用先の特許との対応を掲載
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