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明電舎、水力発電システム事業強化でイームル工業と連携
水力発電システム事業の強化について
株式会社明電舎(取締役社長 浜崎祐司)は、再生可能エネルギーの一つである水力発電への対応強化を目的として、水力発電システム対応の専門の営業・技術・生産・開発を統括する組織を設置するとともに、特に小容量の領域に注力するためにこの分野を得意とするイームル工業株式会社(以下、イームル工業)との連携を強化します。
当社は1900年代初頭頃より国内電力会社、企業局および自治体へ、更に海外においても数多くの水力発電設備を納入してきました。今後、これらの更新需要の増加が予想されます。
また、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により、特に小水力発電システムの需要の拡大も期待できます。
また、このたび当社と連携強化するイームル工業は中小容量の水車メーカーとして中小水力発電技術に強みを持ち、これまで西日本を中心に事業を展開してきました。今後当社との技術面でのシナジー効果を発揮すべく連携を強化することで、東日本地域への業容の拡大を図ります。
当社は、今後需要の拡大が期待できる小水力発電システムの性能向上を図るため、当社が得意とする可変速制御技術と組み合わせた自立運転可能な可変速型小水力発電機の開発を現在進めております。更にイームル工業の有する水車の効率向上、小型化、低コスト化、を目的とした製品開発を共同で行い、両社のシナジー効果を最大限に発揮することで、小水力発電システムの高効率な利用を実現してまいります。
今後、当社は、現在保有するイームル工業の株式を追加取得するとともに、技術開発面を中心に、人的面、営業・サービス面での協力関係を更に強化し、この分野で2017年度60億円の受注を目指します。
<イームル工業株式会社の概要>
代表取締役社長:中井 雄三
本社所在地:広島県東広島市八本松町10852番地の1
従業員数:69名
設立:昭和22年8月