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エーザイと筑波大、バイオマーカーを用いた炎症性腸疾患の新薬で共同開発開始

2014-05-13

筑波大学エーザイがバイオマーカーを用いた炎症性腸疾患の新薬開発において
産学共同開発を開始


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫、以下 エーザイ)と国立大学法人筑波大学茨城県、学長:永田恭介、以下 筑波大学)は、独立行政法人科学技術振興機構(以下 JST)の産学共同実用化開発事業(以下 NexTEP)に採択されたプロジェクトについて、共同で開発を進めていくことを合意しましたのでお知らせいたします。NexTEPは、大学等の研究成果に基づくシーズについて、アカデミアと企業が共同開発し、実用化に結びつけるプロジェクトをJSTが支援する制度です。

 今回、NexTEPで採択されたプロジェクトでは、いまだアンメット・メディカル・ニーズが高い炎症性腸疾患に対する新たな治療法として、エーザイが創出した低分子化合物E6007の開発を進めます。E6007は、インテグリン活性化阻害による白血球全般の接着・浸潤を抑制する新規作用機序を有しており、抗炎症作用が期待されます。また、筑波大学生命環境系(生命領域学際研究[TARA]センター)深水昭吉教授の研究グループが開発したインテグリン活性化の新たな検出法をバイオマーカーとして臨床開発に組み込むことで、早期のPOC(Proof of Concept:創薬概念の検証)の達成および承認取得をめざします。

 筑波大学の深水教授は、「JSTにご支援いただく本プロジェクトを通じて、炎症性腸疾患に有効な治療薬および診断法の実用化に貢献したいと思います。また、このような共同開発をきっかけに、企業と筑波大学の実質的な産学連携がさらに進展することを望みます。」と述べています。

 エーザイプロダクトクリエーションシステムズ ジャパン/アジアクリニカルリサーチ創薬ユニットの井池輝繁プレジデントは、「当社では、筑波大学と互いの特長を生かした基礎・探索研究の連携を継続的に行なってきました。本プロジェクトを産官学連携の良き成功例とすべく、日本発の新薬として患者様に一日も早くお届けできるよう取り組んでまいります。」と述べています。


以上


[参考資料として、産学共同実用化開発事業、採択課題、炎症性腸疾患についてを添付しています]


<参考資料>

 ※添付の関連資料を参照

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