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日本フードサービス協会、3月の外食産業市場動向調査を発表
2014年03月市場動向調査
【3月度の概況】
<外食市場3月の動向>
●売上は回復、再び前年を上回る
<全体概況>
3月は比較的天候にも恵まれ、2月の大雪によるマイナスから一転、外食売上高は101.7%と前年超えを取り戻した。FR業態は引き続き高単価商品などが支持され、客数・客単価・売上ともに好調で、外食全体を牽引した。一方、業種によって傾向がまちまちとなったFF業態や、金曜日の少ない曜日回りが影響したパブ・居酒屋業態は、客数が前年を下回った。
また、消費増税前の駆け込み買いでショッピングに出かける人が増えたことで、商業施設に立地する外食店の一部では客足が伸びた。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・全体売上は101.8%と前年を上回った。
・洋風は、キャンペーン等が奏功した店もあったが、各社の集客状況はまちまちで客数は94.0%となった。売上はわずかに前年を下回った。
和風は、季節メニュー等により引き続きの好調。麺類は、出店効果等で売上は堅調に推移。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数減等を主因に客数が減少し、売上もマイナスとなった。その他は、「カレー」「アイスクリーム」等でのキャンペーンが好評で、売上は好調に推移した。
■ファミリーレストラン業態
・FR業態は全ての業種で、売上・客単価が前年を上回り、引き続き好調。高付加価値・高単価商品が支持された。
・業種別の傾向も同様で、しゃぶしゃぶなどの和風や焼き肉は特に好調に推移した。
■パブ・居酒屋業態
・繁忙日である金曜日・休前日の日数が昨年より少なかったこともあり、3月は客数94.6%、売上93.2%と大幅に前年を下回った。
■ディナーレストラン業態
・高付加価値のメニュー改定が奏功し、客単価上昇につながった店舗もあり、売上は103.4%となった。
■喫茶業態
・4月からの春のキャンペーンを前に販促機会が少なかったことや、店舗数減等もあり客数、売上ともに前年を下回った。
※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
・3月度全店データ、全店時系列データ(前年同月比)
・「外食産業市場動向調査」調査概要