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TIS、インドネシアでのクラウドサービスに「個別ネットワーク接続」など4つのオプション追加
TIS、インドネシアで展開するクラウドサービス
『Cloud Berkembang』に新たなオプションメニューを追加
〜拠点回線冗長化、セキュアなファイル共有など現地課題に合わせたメニューを拡充〜
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、インドネシアで展開するクラウドサービス『Cloud Berkembang(※1)(クラウド・ブルクンバン)』に、新たに事業を展開するWebサービス企業や拠点展開を行う製造業などの日本企業から要望が高い「個別ネットワーク接続」「拠点回線冗長化」「インターネットVPN接続」「シェアードセキュアストレージ」の、4つの新たなオプションメニューを追加したことを発表します。
※1)Berkembang:インドネシア語で「成長する、開花する」という意味を表す
『Cloud Berkembang』は、TISがインドネシアおよびASEANエリアで事業を展開する企業向けに提供するクラウドサービスです。日本企業がインドネシアにおいてシステムを構築しようとする場合、ITインフラ調達に時間を要し、現地でシステムを構築・運用する人員を確保することは容易ではありません。TISでは、こうした課題を解決するクラウドサービス(IaaS)として『Cloud Berkembang』を提供しています。本サービスは、2013年8月のサービス開始から、インドネシア現地の企業をはじめ、日系企業まで幅広い業種で10数件の導入実績があります。
これまで『Cloud Berkembang』をインドネシアで展開する中で、"現地ネットワーク品質に対する不満"や"セキュリティに対する不安"など、現地特有の課題があることがわかりました。TISではこれらの課題を解決するため、新たにオプションメニューを追加します。
TISは、引き続きインドネシアおよびASEANエリアでスピーディなビジネス展開を計画する企業向けに『Cloud Berkembang』を拡販し、2015年度末までに250件以上の導入を目指します。
■オプションメニュー追加の背景
2014年のインドネシアの経済成長率は6%と予測され、その中でもIT支出の成長見込みは12.5%と、IT関連市場も目覚ましい発展を続けています。
インドネシアに拠点を置く企業のIT活用では、クラウド利用が徐々に浸透し活発になる中で、洪水や停電といったインフラリスクから、現地にある重要なシステムのクラウド化への関心も高まっています。しかし、現地でのクラウド利用にあたっては、ネットワーク品質やセキュリティ面などで以下のような課題が顕在化しています。
・ネットワークの低品質
インドネシアの回線は日本に比べると信頼性が低く、通信が途切れる場合があります。特にジャカルタ中心部以外では回線障害が多く発生するため、こうした場所に拠点を持つ企業は、ネットワーク経由でクラウドサービスを利用する際に不具合が発生してしまう。
・セキュリティの不安
現地クラウド事業者のセキュリティへの不安や、拠点とサーバ間の通信経路の傍受の懸念があるため、情報を格納するサーバを事業所外に置くクラウドの利用に不安がある。
・各拠点のITガバナンス向上の必要性
特に複数の拠点で事業を展開している企業では、有用な情報も拠点ごとに独自の管理方法で蓄積する傾向があり、拠点間の情報の相互利用が進まないだけでなく、企業ポリシーの適用など、全体へ統制をかけることも困難になるという課題がある。
*以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照
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