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日本HP、ミッションクリティカル環境向けハイエンドストレージの第7世代モデルを発表
ミッションクリティカル環境向けハイエンドストレージの第7世代モデル「HP XP7 Storage」を発表
−実績のあるミッションクリティカル機能を継承しながら基本性能を大幅強化、複数アレイを仮想化する新機能も提供−
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、社長執行役員:ジム・メリット)は本日、ミッションクリティカル環境向けのハイエンドストレージ「HP XPディスクアレイファミリ」の新製品として、第7世代モデルとなる「HP XP7 Storage」を発表します。
昨今、クラウドやビッグデータ、ソーシャル、モバイルなどの新たなビジネスを支える“New Style of IT”が求められています。一方で、ミッションクリティカルなビジネス向けにはより強固で堅牢な基盤として、実績のあるテクノロジーや専門知識、そして既存投資の保護が可能な従来型のソリューションも求められています。
「HP XPディスクアレイファミリ」は、ミッションクリティカル環境に最適な機能を備えたハイエンドストレージとして、1999年の提供開始からこれまで多くの導入実績があります。今回、こうした実績のあるミッションクリティカル機能に、より一層の高可用性と性能向上を実現した新世代ハイエンドストレージ「HP XP7 Storage」の提供を開始します。HPは、新たなビジネスに対応する「HP 3PAR StoreServ」と、従来型の進化系である「HP XP7 Storage」の二つのラインアップで、幅広いTier−1 ハイエンドストレージの顧客要求に対応します。
新「HP XP7 Storage」は、年間僅か31.5秒以下のダウンタイムを実現する99.9999%の高可用性プラットフォームを提供します。また、コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPS(*1)という業界最高水準の性能を実現しています。稼働中断なしでの完全オンラインアップグレードやクリティカルサービスによる100%データアベイラビリティ保証など、「HP XPディスクアレイファミリ」で長年培ってきたミッションクリティカルの技術を継承しつつ、基本機能と性能を大幅に強化しました。
さらに、「HP XP7 Storage」の新機能として、複数アレイの仮想化を実現する「マルチアレイバーチャリゼーション」を提供します。複数の「HP XP7 Storage」間で仮想アレイ層を作成することで、物理アレイ全体にわたり透過的なデータアクセスを実現します。これにより、アクティブ/アクティブ型の高可用性ソリューションや、オンラインデータマイグレーションが可能となります。なお、本機能は2014年夏以降、順次提供予定です。
本日発表の新製品は、以下の通りです。
製品名:HP XP7 Storage
参考価格:68,990,000円〜(最小構成時、税抜)
販売開始日:2014年4月24日
<「HP XP7 Storage」の特長>
「HP XP7 Storage」は、ミッションクリティカル・アプリケーションの運用に最適化した次世代ハイエンドストレージで、「HP XP P9500」の後継機となります。「HP XPディスクアレイファミリ」の第7世代モデルとして、これまで培ってきたミッションクリティカル機能を継承しつつ、基本性能を大幅に強化するとともに、新機能「マルチアレイバーチャリゼーション」により可用性を一層向上しています。主な特長は以下の通りです。
≪「HP XPディスクアレイファミリ」のミッションクリティカル機能を継承、強化≫
・99.9999%のハードウェアプラットフォーム高可用性
・稼働中断のない完全オンラインアップグレード(ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア)
・クリティカルサービスによる100%データアベイラビリティ保証
・多数の実績を持つディザスタリカバリソリューション
・シンプロビジョニング、外部ストレージ仮想化機能、自動階層化による管理・運用
・性能影響を分離できるパーティション機能
≪ストレージアレイの基本性能を大幅に強化≫
・コントローラの処理能力向上とフラッシュ最適化設計により、0.6ミリ秒以下の応答時間で300万IOPS(*1)という業界最高水準の性能を実現
・既存モデル「HP XP P9500」と比較してディスク搭載本数を12.5%向上
・2モジュール構成で2.5インチHDDを最大2304台、3.5インチHDDを最大1152台、SSDを最大384台搭載、キャッシュサイズは最大2TBを搭載可能
・ホストポートが16Gbファイバーチャネル接続に対応
・FIPS 140−2準拠の暗号化に対応
・2Uサイズのスケーラブルなモジュールアーキテクチャーを採用
≪新機能「マルチアレイバーチャリゼーション」を提供(*2)≫
・複数の「HP XP7 Storage」のディスク領域を仮想化し、仮想アレイ層を作成
・「HP XP7 Storage」アレイ間およびホストへの透過的なデータアクセスを実現
・アクティブ/アクティブ型の高可用性ソリューションを提供
・ユーザー制御によるオンラインデータマイグレーションに対応
*1:IOPSは1秒当たりの入出力処理回数
*2:「マルチアレイバーチャリゼーション」は2014年夏以降、順次提供予定
■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
http://www.hp.com/jp/xp7/
※製品画像は添付の関連資料を参照
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「HPについて」
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