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東芝、メキシコのアルタミラ火力発電所向け蒸気タービン2基を受注

2014-05-01

メキシコ アルタミラ火力発電所向け蒸気タービン2基を受注


 当社は、スペインのエンジニアリング会社であるイソルクス社から、現在、メキシコ電力庁が機器交換・更新工事を進めているタマウリパス州のアルタミラ火力発電所向けの蒸気タービン2基を受注しました。2016年から順次納入する計画で、同発電所は2017年4月から順次商業運転を開始する予定です。

 本工事は、発電所が従来の石油焚きから石油コークス焚きへと燃料切り替えを実施するのに伴い、蒸気タービン関連機器について更新・改良を行うことで出力向上および高効率化を目指すものです。今回納入するのは、165MW(メガワット)の蒸気タービン2基およびその周辺制御装置です。当社が1970年代初頭に同発電所に納入した158MWの蒸気タービンと発電機に関して、当社の高い技術力と機器信頼性など実績が評価され、受注に至りました。

 メキシコでは、火力発電が発電設備容量の70%以上を担う主力の発電方式となっています。メキシコ政府発表の2013年−2027年電力戦略計画では、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた複合火力発電の新規建設のほか、電力の長期安定供給を目指し、古い石油焚きを中心とした火力発電所の更新が進められるなど、火力発電における燃料源の多様化・高効率化が図られています。

 当社は、北米市場において、これまでに複合火力や石炭火力などで建設中を含め90台以上の蒸気タービン発電機を納入しています。また、メキシコでは、2006年に運転を開始したバジャドリ火力発電をはじめ、現在建設中の複合火力発電のセントロ火力発電所のほか、地熱発電所向けなど、合計23台の蒸気タービン発電機の納入実績があります。

 今後も当社は、北米市場やメキシコをはじめとする中南米において、火力発電設備の新設計画のみならず、既設発電所の機器更新についても積極的に参画することで、火力発電事業の拡大に努めてまいります。


<受注の概要>

1.プロジェクト名  アルタミラ火力発電所更新工事
2.事業者      メキシコ電力庁
3.発注者      イソルクス社
4.所在地      メキシコ タマウリパス州
5.納入実績     165MW石炭火力発電所用蒸気タービン2基および制御装置


以 上

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