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日本チェーンストア協会、3月の販売概況を発表
平成26年3月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
※会員企業数 59社/店舗数 9,151店
※総販売額 1兆1,839億円(店舗調整前) 113.3%(店舗調整後) 109.4%
<部門別の概況>
・食料品 7,102億円 (店舗調整前)110.0% (店舗調整後)105.7%
・衣料品 1,220億円 (店舗調整前)111.1% (店舗調整後)109.5%
・住関品 2,693億円 (店舗調整前)127.0% (店舗調整後)122.1%
・サービス 37億円 (店舗調整前)116.1% (店舗調整後)98.6%
・その他 784億円 (店舗調整前)106.5% (店舗調整後)106.2%
平成26年3月度は、食料品では、農産品、畜産品、水産品などが好調だったほか、衣料品、家電、家具・インテリアなどの住関品に駆け込み需要も見られ好調に推移したことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は、2カ月連続のプラスとなった。
★商品別の動き
<食料品>
●農産品
農産品は、相場が落ち着きつつあるものの、まだ高い水準にある玉ねぎや長ねぎのほか、じゃがいも、ニンジン、キャベツやカット野菜などが好調だったが、レタスやホウレンソウなどの葉物野菜が不調だった。果物では、りんご、柑橘類、イチゴ、カットフルーツなどが好調だったが、バナナ、グレープフルーツなどは不調だった。
●畜産品
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉が好調だった。ハム・ソーセージ、鶏卵も好調だった。
●水産品
水産品は、マグロ、アジなどの鮮魚類や刺身の盛り合わせなどのほか、一汐開きやちりめんなどの塩干物が好調だったが、かつお、ぶり、うなぎ、ハマグリなどの貝類は不調だった。
●惣菜
惣菜は、温惣菜ではスナック、揚げ物、中華は好調だったが、焼魚などの焼き物は不調だった。要冷惣菜では、和・洋惣菜ともに好調、米飯、寿司は好調だった。
●その他食品
その他食品は、調味料、米、酒類、缶詰、麺類、飲料、コーヒーなどの嗜好品が好調のほか、乳製品、乳酸菌飲料、練り物などが好調だったが、牛乳、納豆や豆腐などは不調に終わった。
<衣料品>
●紳士衣料
紳士衣料は、スーツ、カッターシャツ、ドレスシャツ、カジュアルパンツは好調だったが、ジャケット、スラックス、アウター、長袖シャツは不調だった。
●婦人衣料
婦人衣料は、ブラウス・シャツ、ジーンズ、ニットなどは好調だったが、フォーマル、カットソー、パンツ・スカート、シャツなどは不調だった。
●その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、紳士・婦人・子供肌着のほか、子供服、ベビー用品が好調だったが、レイングッズ、帽子などの季節品は不調だった。
<住関品>
●日用雑貨品
日用雑貨品は、ペーパー類、ラップ、アルミホイル、文具などが好調だったが、テレビゲームソフト、カードゲームは不調だった。
●医薬・化粧品
医薬・化粧品は、カウンセリング化粧品、ボディケア、フェイスケア、フェイスメイク、ヘアメイク、ヘアケア、洗剤類が好調だったが、マスクなどは不調だった。
●家具・インテリア
家具・インテリアは、ダイニングセット、ソファ、寝具装飾品、カーテン、カーペットが好調だったが、食器セットなどが不調に終わった。
●家電製品
家電製品は、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、デジタルカメラ・プリンター、テレビ・レコーダー、照明器具などは好調だったが、空気清浄機は不調だった。
●その他商品
その他商品は、ペットフード等のペット用品、電動アシスト自転車、園芸用品、スポーツバッグなどが好調だった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.6%であった。
*「チェーンストア販売統計(月報)平成26年3月度速報」は添付の関連資料を参照
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp