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三菱電機とウインドリバー、シーケンサ向けC言語アプリケーション構築の統合開発環境を共同開発
ウインドリバーと三菱電機が、シーケンサ向けC言語アプリケーションを構築するための統合開発環境を共同開発
ウインドリバー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤吉実知和)と三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:山西健一郎、以下三菱電機)は、産業用機器分野での協業に合意し、産業用機器の制御をC言語で行う三菱電機製シーケンサ「MELSEC−Q C言語コントローラ」のアプリケーションを構築するためのツール「C言語コントローラ用エンジニアリングソフトウエアCW Workbench(シーダブリュー ワークベンチ)」を共同開発しました。CW Workbenchは、米国ウインドリバー社(以下ウインドリバー)の著名な統合開発環境「Wind River Workbench」(※1)をベースとし、「MELSEC−Q C言語コントローラ」に特化して開発したものです。このCW Workbenchは三菱電機が2月14日から販売します。
(※1) ウインドリバーのリアルタイムOS「VxWorks」上で動作するアプリケーションを開発するための統合開発環境
新製品の特長
1.C言語コントローラ用アプリケーションの構築が容易
・プログラム編集からコンパイル、ソースコードデバッグまでの基本機能に特化
・C言語コントローラ用アプリケーションの開発が容易かつ、お求めやすい価格で提供
2.プラグインツールによる機能拡張が可能
・Eclipseベースのサードパーティー製プラグインツールが利用可能
・多言語化対応、ソースコード管理などの機能も容易に拡張可能
3.各種WindowsOSに対応
・動作OSとしてWindows7、Windows Vista、Windows XPに対応
新製品の概要
※ 関連資料参照
【協業の背景と効果】
現在の組み込みシステム分野では、製品のライフサイクル延長とTCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)削減のために、高度な装置制御や情報処理に長期に安定した稼働で実績のある汎用シーケンサを活用し、C言語でプログラミングする動きが拡大しています。
産業用機器に関するウインドリバーと三菱電機の協業合意によって、産業用機器のC言語アプリケーション開発者はアプリケーション設計やデバッグに効果的でコストパフォーマンスに優れたツールが使用でき、高度な情報処理や高性能デバイス制御を実現できるようになります。
■ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは5億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社機能を置き、世界15カ国以上で事業を展開しています。
http://www.windriver.co.jp
* 一般に社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
■三菱電機について
三菱電機は、アジアでトップシェアを誇るFA製品のトータルサプライヤーとして、幅広いラインアップの製品をお客様にお届けし、高性能・高品質化に取り組むとともに、お客様の生産設備の設計、製造、保守までを含むTCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)の削減に向けた提案を推進しています。
お問い合わせ先
ウインドリバー株式会社
〒150−0012 東京都渋谷区広尾1−1−39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話:03−5778−6001(代表)
http://www.windriver.com/japan/company/contact/
三菱電機株式会社 機器計画部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内2−7−3(東京ビル)
電話:03−3218−6610 FAX:03−3218−6823
※ 参考資料は、関連資料参照