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ウェザーニューズ、今シーズンの花粉飛散傾向の中間まとめを発表

2014-04-16

ウェザーニューズ、花粉飛散傾向の中間まとめ発表
花粉飛散量、関東は昨シーズン比8割減を確認、シーズン全体を通しても5割以下の予想
〜関東のヒノキ花粉は今がピーク、昨年より約一週間早くシーズン終了へ〜


 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、今後も飛散が見込まれる花粉に対して十分な対策を取っていただくため、2014年2〜3月における花粉飛散数及び、今後予想される飛散傾向を発表しました。発表は、全国約1,000箇所に設置している花粉観測機「ポールンロボ」にて計測された花粉飛散量をまとめた数値と、今後の飛散見通しです。
 本発表は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイトから確認することができます。


◆2〜3月の花粉飛散傾向のまとめと今後の飛散傾向

 この冬も強い寒気が流れ込んで、1月は厳しい寒さの日が多くなりましたが、1月下旬には寒さが緩み九州や関東地方など、早いところではスギ花粉が飛散し始めました。ただ、2月に入ると再び強い寒気が流れ込み、さらに南岸低気圧の影響で太平洋側では記録的な大雪となった日もありました。この寒さや雪の影響を受けたため、花粉飛散の本格化が遅れ、例年は飛散開始の1週間〜10日後に本格的な花粉の飛散が始まるところ、関東や九州の一部では、飛散量が比較的少なく本格的な飛散にならないまま、20日〜1か月前後が経過しました。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照


 2月下旬になると西・東日本で一時的に寒さが緩み、特に九州や四国太平洋側など、寒気の影響を比較的受けにくかったエリアでは、2月下旬から飛散量が多くなり、3月上旬にかけてスギ花粉のピークを迎えました。またこの時、平年を大きく上回る暖かい日があったため、西日本では飛散開始直後に本格的な飛散シーズンとなった所もあるなど、西・東日本の多くのエリアで、3月上旬から本格的にスギ花粉が飛散し始めました。関東〜中国地方の広いエリアにおけるスギ花粉のピークは3月中旬〜下旬で、現在はスギ花粉の飛散量が少なくなってきています。東北地方では、3月下旬からスギ花粉の飛散量が増加し、現在ピークとなっています。また、暖かくなるにつれてヒノキ花粉の飛散量が増え、現在、西・東日本ではヒノキ花粉のピークの時期となっています。九州など早いところでは、すでにヒノキ花粉のピークを越えつつあり、スギ・ヒノキ花粉のシーズンも終盤となっています。

 今後、九州以外の西・東日本エリアでも、4月後半にはヒノキ花粉のピークを越え、次第に飛散量が少なくなっていきますが、敏感な方は5月はじめ頃までは引き続き注意が必要です。一方、東北地方では4月おわり頃まではスギ花粉が大量に飛ぶ日がある見通しですので、万全の花粉対策が必要です。

 3月31日までのスギ・ヒノキ花粉の飛散量を集計したところ、関東〜中国地方の広いエリアで、今シーズンの花粉飛散量は昨シーズンよりも非常に少ない結果となりました。ただ、九州や四国の一部では、昨シーズンと同じ、もしくは昨シーズンよりも多い飛散量となっている所もあります。この結果から、今シーズンは関東〜近畿地方を中心に、昨シーズンよりも非常に少なく、30%前後の飛散量となるところも出てきそうです。また、平年(2008〜13年の平均)と比べても関東〜近畿・中国地方を中心として、平年の40〜70%となる予想となりました。ただし、四国や九州では昨シーズンの3月末までの飛散量よりも多くの花粉が飛んでいるところがあります。さらに、九州、四国、東北地方を中心に、平年以上となるところもあることから引き続き注意が必要です。

 北海道でも函館付近など道南エリアの一部で、スギ花粉が飛散しています。飛散量は本州よりは多くないものの、5月はじめ頃までは注意が必要です。また、今後は次第に暖かい日が増えて、4月下旬頃からシラカバ花粉が飛散し、特にゴールデンウィーク頃からは飛散量が多くなる予想です。昨シーズンよりは少ない飛散量となるものの、平年よりやや多い飛散量となる予想であるため、油断せずに早めに対策をしておくと良さそうです。


花粉症の症状について〜

 症状に関しては、2月1日〜3月31日までの症状報告(非常にツライ、ツライ、ややツライ、大丈夫の4つから選択し、毎日報告してもらった)を見ると、症状が出ている方のうち「非常にツライ・ツライ」を報告した方の割合は、全国的には昨シーズンよりやや少なくなっている程度で、九州や四国などを中心に昨シーズンより増えているエリアもありました。3月末までの飛散量では、昨シーズンよりもかなり少ないエリアが多かった割に、症状はあまり緩和されていないようです。

 また、九州や四国など西日本を中心に、3月末までの飛散量が昨シーズン以上または昨シーズンに匹敵する飛散量となっているエリアでは、非常にツライ・ツライと回答した方の割合が、昨シーズンよりも多い結果となりました。東北北部や新潟県、滋賀県でも昨シーズンよりもツライという方の割合が多いエリアがあり、このエリアでは3月末までの飛散量は昨シーズンには及ばないものの、1日の飛散量としては昨シーズンに匹敵するくらいの飛散量になっている日もありました。さらに、症状報告と花粉数の変化から、花粉症は一度症状が悪化すると、花粉数が少なくなっても症状が治まるのに時間がかかるということが分かり、症状の悪化にはこの両者が影響しているものと考えられます。


 ※以下の資料は添付の関連資料「リリース詳細」を参照
  ◆今シーズンの都道府県別の花粉飛散傾向(沖縄県を除く)
  ◆花粉症の症状が“非常にツライ”または“ツライ”と感じる人の都道府県別割合
  ◆各エリアの見解(4月10日時点)


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