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NTTファイナンス、シンガポールに航空機ファイナンス事業拡大などで現地法人を設立
シンガポール現地法人の設立について
NTTファイナンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:前田 幸一、以下「当社」)は、成長著しい東南アジアマーケットにおけるファイナンスニーズを取り込むため、ASEANの中核国として高い国際競争力を有するシンガポール共和国に当社の100%子会社として、現地法人「NTT Leasing Singapore Pte.Ltd.」を2014年4月1日に設立し、2014年5月1日より営業を開始いたします。
1.シンガポール法人設立の目的
(1)NTTグループ各社の海外展開に合わせたファイナンスの提供
ICTの世界ではサービスの多様化、高度化、そしてグローバル化が急速に進んでおり、NTTグループ各社においてはグローバル事業を展開するため積極的に海外に進出しています。
その中でも、NTTグループ各社の拠点が多く設置されている東南アジア地域においては、データセンター・クラウド事業の拡大に伴うリース・ファクタリング等のニーズが高まっていることから、現地法人を設立してNTTグループ向けファイナンスの提供によりグローバルシナジーに寄与し、収益の拡大を図ります。
(2)航空機ファイナンス事業の拡大
当社では、航空機や船舶などグローバル市場での高い流動性と価値が見いだせるグローバルアセットを成長分野と位置付け、専門組織を設置するなどこれまで様々な取組を推進してまいりました。
航空機関連分野においては、ローコストキャリア(LCC)の台頭などにより世界の航空輸送の拡大が続いており、航空機ファイナンス市場の広がりが見込まれています。このような事業環境のなか、今後、高い成長が見込まれるアジア太平洋地域における航空機ファイナンスニーズを捕捉するため、現地法人を設立して更なる事業の拡大を図ります。
(3)外貨調達に関する国際金融情報の収集および投資家対応
NTTグループでは、事業のグローバル展開に伴う外貨資金ニーズが急速に高まっています。当社は、NTTグループの金融中核会社として、ニューヨーク、ロンドンに並ぶアジアの国際金融センターとして急成長しているシンガポールにおいて、各種情報の収集および投資家対応等を行い、機動的かつ効率的な外貨調達を図ります。
なお、当社では、2012年よりユーロMTNプログラムをシンガポール証券取引所に登録し、各種通貨建ユーロ債の発行を外貨調達の重要な手段の一つとして位置づけております。
2.設立する現地法人の概要
(1)名称 NTT Leasing Singapore Pte.Ltd
(NTTリーシング・シンガポール・プライベート・リミテッド)
(2)所在地 20 Pasir Panjang Road,#11−28
Mapletree Business City,Singapore 117439
(NTT Singapore Pte Ltd事務所内)
(3)代表者 桑原 隆
(4)資本金 200万米ドル
(5)出資比率 NTTファイナンス100%出資
(6)設立日 2014年4月1日(2014年5月1日営業開始予定)