イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

JAXAなど、D−NET対応搭載性向上型ヘリコプター動態管理システムを製品化

2014-04-10

「D−NET対応搭載性向上型ヘリコプター動態管理システム」の製品化について


 ナビコムアビエーション株式会社(以下、「ナビコムアビエーション」)は、宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)が研究開発を進めている「災害救援航空機情報共有ネットワーク(D−NET)」に対応した搭載性向上型ヘリコプター動態管理システムを製品化いたしました。

 ナビコムアビエーションでは、これまでイリジウム衛星通信を利用したヘリコプター用の動態管理システムを平成15年以来70台以上販売してきました。昨今のヘリコプター用電子装備品に対する要求の高まりや、動態管理システムの普及によるさらなる運航の効率化の要望に応えるため、平成25年7月より簡易型のヘリコプター動態管理システム「Latitude Web Sentinel」の販売を開始しています。
 JAXAでは、消防防災関係者やドクターヘリ関係者と連携してD−NETの研究開発を進めています。D−NETは、現在は音声による無線通信やホワイトボードなどを使って行われている災害救援航空機と地上の運航拠点、災害対策本部などにおける情報の伝達、共有を、データ通信化することにより、より効率的で安全に救援活動を行うためのシステムです。JAXAは、災害救援航空機や地上との間で共有すべき情報を“D−NETデータ仕様”として標準化し、災害対応機関や動態管理システム製作企業への提案活動を行っています。

 今回ナビコムアビエーションにより製品化された「D−NET対応搭載性向上型ヘリコプター動態管理システム」(以下、「本システム」)は、従来の「Latitude Web Sentinel」をD−NETなどに対応するために一部ソフトウェアを改良したもので、ヘリコプターから“移動中”、“任務開始”などの機体の活動状況をデータ化して送信し、地上の端末に表示することが可能になりました。さらにヘリコプターに搭載する機器の総重量は、従来のD−NETシステムの25%と大幅に軽量化しました。
 D−NETに対応した本システムの普及により、航空無線による音声通信が難しい状況での情報伝達や、大規模災害発生時に集結する多数のヘリコプターの状況把握など、これまで困難だった課題が解決される効果が期待されます。

 現在本システムが機上から送信できるデータは音声通話や活動状況(8種類)ですが、ナビコムアビエーションとJAXAでは、タブレットPCなどと本システムを連接させることにより、より高度な情報を機体−地上間で共有可能となる機能の研究開発を今後進めていく予定です。

 ※参考1・2は添付の関連資料を参照



Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版