日本ＨＰ、マイクロソフトなど協業４社のＵＣ製品を統合した新サービスを提供

ユニファイドコミュニケーション＆コラボレーション（ＵＣ＆Ｃ）ソリューションのポートフォリオを強化

−マイクロソフト、アバイア、ポリコム、アルカテル・ルーセントのＵＣ製品を統合した新サービスを提供−


　日本ヒューレット・パッカード株式会社（略称：日本ＨＰ、本社：東京都千代田区、代表取締役　社長執行役員：小出　伸一）は本日、音声通話、電子メール、インスタントメッセンジャーや音声／ビデオ会議などＩＰ化で発達する通信、コミュニケーション手段を統合し、状況に応じた適切かつ効率的なコミュニケーションを実現するユニファイドコミュニケーション＆コラボレーション（ＵＣ＆Ｃ）ソリューションのポートフォリオを強化します。新サービスとして、「ＵＣ＆Ｃ　Ｖｏｉｃｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎ」、「ＵＣ＆Ｃ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｗｏｒｋｐｌａｃｅ」、「ＵＣ＆Ｃ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ」の３つを発表します。

　今回の新サービスは、ユニファイドコミュニケーション分野におけるマイクロソフト、アバイア、ポリコム、アルカテル・ルーセントとのグローバルな協業をベースにしたもので、これにより、国内市場でも各ベンダーのユニファイドコミュニケーション製品をインテグレートしたソリューションを積極展開していきます。

　市場環境が激しく変化する中、企業では今まで以上に迅速な意志決定が求められるとともに、社内・社外さらにはグローバルでのコミュニケーションをいかに円滑に進めていけるかが重要なビジネス課題になっています。また、Ｍ＆Ａの動きが活発化する一方で、合併にともなう音声通話やビデオ会議システムの統合には多大な工数とコストがかかっているのが実状です。こうした課題を解決するソリューションとして、国内においてもユニファイドコミュニケーションの導入機運が急速に高まっており、今後さらなる市場拡大が見込まれています。

　日本ＨＰでは、これまでユニファイドコミュニケーションを実現する上で必要となるハードウェア、ソフトウェアおよび、アセスメントから戦略策定、アーキテクチャサービス、サポートサービスまでの各サービスを統合したＵＣ＆Ｃソリューションを提供してきました。また、グローバルにおいては、ユニファイドコミュニケーション分野でマイクロソフト、アバイア、ポリコム、アルカテル・ルーセントと戦略的提携を行い、ＵＣ＆Ｃソリューションビジネスの拡大を推進しています。

　アバイア、ポリコム、アルカテル・ルーセントは、音声とビデオのソリューションを提供するベンダーで、マイクロソフトは、音声とビデオのソリューションに加えてソフトウェアスタック全体を提供できるベンダーです。一方、ＨＰはお客様の既存システムやニーズにあわせて、あらゆるソリューションをグローバルに提供します。

　今回、このグローバルでの協業をベースに、国内でもＵＣ＆Ｃソリューションを強化し、マイクロソフト、アバイア、ポリコム、アルカテル・ルーセント、各ベンダーのユニファイドコミュニケーション製品をインテグレートした新サービスを提供します。

今回発表する新サービスは、以下の３サービスです。
　　・ＵＣ＆Ｃ　Ｖｏｉｃｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎ　−　ＰＢＸ、ＩＰテレフォニー、ネットワークの最適化
　　・ＵＣ＆Ｃ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｗｏｒｋｐｌａｃｅ　−　デスクトップ環境、ビデオコラボレーションの最適化
　　・ＵＣ＆Ｃ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ　−　ビジネスアプリケーションの最適化

　各サービスとも、日本ＨＰが従来から提供している戦略策定コンサルティングサービスであるＢｕｓｉｎｅｓｓ　Ｖａｌｕｅ　Ｓｅｒｖｉｃｅを始めとするＵＣ＆Ｃソリューションに加え、マイクロソフトの「Ｌｙｎｃ」、アバイアのＩＰプラットフォーム「Ａｖａｙａ　Ａｕｒａ（ＴＭ）」、マルチベンダー環境でＵＣを実現するソフトウェアプラットフォーム「Ａｖａｙａ　Ａｇｉｌｅ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ　Ｅｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔ（ＴＭ）　（ＡＣＥ）」、ポリコムのビジュアルコミュニケーションソリューション、そしてアルカテル・ルーセントの「Ｖｉｓｕａｌ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ」、「Ｇｅｎｅｓｙｓ」を最適な形で統合し、お客様のニーズに適合したサービス構成となっています。
　サービス提供にあたっては、日本ＨＰのコンサルタント／エンジニアがお客様への導入をサポートします。

＜今回発表の新サービス＞
　サービス名　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　提供開始日
　ＵＣ＆Ｃ　Ｖｏｉｃｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎ　　　　　　　　　　　　　　　３月１日
　ＵＣ＆Ｃ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｗｏｒｋｐｌａｃｅ　　　　　　　　　　　　　　　　　　３月１日
　ＵＣ＆Ｃ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓ　　　　　３月１日

＜ＵＣ＆Ｃ　Ｖｏｉｃｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎの特長＞
　「ＵＣ＆Ｃ　Ｖｏｉｃｅ　Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎ」は、Ｍ＆Ａ、海外とのシステム統合、オフィス移転というビジネス環境の変化に応じて、国内拠点にとどまらず全世界でテレフォニー基盤を集約化させることにより、コストを最適化したコミュニケーション環境を構築します。

１．ＰＢＸリプレース計画及びインプリメンテーションサービス
　国内外を問わず、分散された複数のＰＢＸ環境を集中化ソリューションに置き換えます。
２．ユニファイドコミュニケーション機能付加設計及びインプリメンテーションサービス
　既存ＰＢＸ環境の投資を保護しながらユニファイドコミュニケーション機能を実装していきます。

＜ＵＣ＆Ｃ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｗｏｒｋｐｌａｃｅの特長＞
　「ＵＣ＆Ｃ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｗｏｒｋｐｌａｃｅ」は、モバイル勤務対応や在宅勤務対応といったワークスタイル変革をお客様が実現するために、ロードマップ策定からビデオコラボレーション／ユニファイドコミュニケーション環境構築／保守まで、全世界で提供します。

１．勤務環境を変革するためのＵＣ＆Ｃロードマップ策定サービス

２．ネットワークアセスメント　ｆｏｒ　ＵＣ＆Ｃ
　現状のネットワーク環境を可視化し、音声及びビデオを導入した場合の影響を　　　調査します。

３．ビデオコラボレーション／ユニファイドコミュニケーション環境設計及びインプリメンテーションサービス
　メールやポータルといったソフトウェア及びモバイル環境を統合していきます。

＜ＵＣ＆Ｃ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎｓの特長＞
　「ＵＣ＆Ｃ　Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｓｏｌｕｔｉｏｎ」は、業務アプリケーションにリアルタイムのコミュニケーション機能を付加することで、意思決定の迅速化、業務効率改善、顧客満足度向上に貢献するソリューション群です。

１．ＩＰコンタクトセンター設計及びインプリメンテーションサービス
　国内拠点にとどまらず全世界でコンタクトセンター基盤を集約化させることにより、コストを最適化したコンタクトセンターインフラ環境を構築します。
２．Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ　Ｅｎａｂｌｅｄ　Ｂｕｓｉｎｅｓｓ　Ｐｒｏｃｅｓｓ（ＣＥＢＰ）設計及びインプリメンテーションサービス　
　ビジネスプロセスにコミュニケーション機能を統合していきます。
　ヘルスケア業界及び金融業界向けに提供予定です。


　なお、２０１１年２月１５日には、今回の「ＨＰ　Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｒｏｏｍｓ」を含むＨＰのユニファイドコミュニケーションを紹介する青山ダイヤモンドホールで開催します。
　セミナー名：「ＨＰユニファイドコミュニケーションセミナー」
　日時：２０１１年２月１５日（火）１４時３０分〜１６時５０分
　ＵＲＬ：http://h50146.www5.hp.com/events/seminars/info/seminar7.html

■日本ＨＰプレスルーム
　http://www.hp.com/jp/pressroom/


　文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先
　カスタマー・インフォメーション・センター　ＴＥＬ：０３−６４１６−６６６０
　ホームページ：http://www.hp.com/jp