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リニアテクノロジー、400mA・40V降圧スイッチング・レギュレーターを販売開始

2014-04-04

リニアテクノロジー、新製品「LT3667」を販売開始
60Vトランジェント電圧保護付き40V入力、400mA(IOUT(※))、2.2MHzトリプル出力降圧DC/DCコンバータ

 ※「IOUT」の正式表記は添付の関連資料を参照

 リニアテクノロジー株式会社は、3mmx5mm QFNまたはMSOP−16Eパッケージで供給される、2つのLDO(低ドロップアウト・リニア・レギュレータ)出力を備えた400mA、40V降圧スイッチング・レギュレータ「LT3667」の販売を開始しました。LT3667EUDDは3mmx5mm 24ピンQFNパッケージで、LT3667EMSEは熱特性が改善された16ピンMSOPパッケージで供給され、参考単価はどちらも2.55ドルから。LT3667IUDDとLT3667IMSEは−40℃〜+125℃の動作温度範囲で仕様が規定され、参考単価はどちらも2.81ドルから。高温バージョンのLT3667HUDDは、−40℃〜+150℃の動作温度範囲で仕様が規定され、参考単価はどちらも3.06ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます(参考価格はいずれも1,000個時)。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3667)。

 LT3667は、車載アプリケーションや産業用アプリケーション向けに、非常にコンパクトなトリプル出力ソリューションを提供します。LT3667は4.3V〜40Vの入力電圧で動作し、60Vまでのトランジェント電圧に耐えることができるので、負荷遮断やコールド・クランクが生じる車載アプリケーションに最適です。600mAの内蔵スイッチにより最大400mAの電流を、メイン出力と両方のLDOの負荷に供給することができます。メイン・スイッチング・チャンネルは最低1.2Vまで出力可能で、各LDOは最低0.8Vまで出力可能です。たとえば、一般的なアプリケーションには5Vで200mAを供給するスイッチャが使用され、一方のLDOは2.5Vで100mAを供給し、もう一方のLDOは1.8Vで100mAを供給します。

 LT3667は、3つのチャネルすべてがレギュレーション状態のときに必要な暗電流が50μAなので、常時オンの車載アプリケーションに最適です。スイッチング周波数を250kHz〜2.2MHzの範囲でプログラム可能なので、設計者はノイズに敏感なクリティカルな周波数帯域を回避しながら効率を最適化できます。内蔵のLDOはそれぞれ最大200mAまでの電流制限を高精度に設定でき、高い信頼性を実現します。LDOには独立した入力から給電可能ですので、メイン・スイッチング・レギュレータの出力から給電すれば、高効率と低ノイズをワンチップで両立できます。3mmx5mmの24ピンQFNパッケージまたは熱特性が改善された16ピンMSOPパッケージを採用し、高いスイッチング周波数により小型の外付けコンデンサやインダクタを使用可能なので、小型で熱効率の高い実装を実現します。

 LT3667のメイン・スイッチャは高効率の600mAスイッチを採用し、必要な発振器、制御回路、ロジック回路とLDOをワンチップに集積しています。特別な設計技法によって広い入力電圧範囲で高効率を達成すると同時に、電流モード方式により高速トランジェント応答と優れたループ安定性が得られます。この他に、同期機能、逆バッテリ保護、電流制限および熱制限、プログラム可能な低電圧ロックアウトなどの特長を備えています。

■LT3667の主な特長:
 ・単一入力から3つの出力を供給するのに必要なインダクタは1個のみ
 ・入力12V、出力5V、3.3V、2.5V、無負荷でのIQ(※1)=50μA
 ・降圧レギュレータ:
 低リップル(15mVP−P(※2)未満)のBurst Mode(R)動作
 内部パワースイッチによる400mA出力
 動作入力電圧範囲:4.3V〜40V(最大60V)
 ・2個の低ドロップアウト・リニア・レギュレータ
 プログラム可能な電流制限による200mA出力
 入力電圧範囲:1.6V〜45V
 フォルト保護:最大±45V
 ・調整可能なスイッチング周波数:250kHz〜2.2MHz
 ・300kHz〜2.2MHzの範囲で同期可能
 ・プログラム可能な低電圧ロックアウト
 ・パワーグッド・インジケータ
 ・熱特性が改善された16ピンMSOPおよび24ピン3mmx5mm QFNパッケージ

 ※1・2:「IQ」「VP−P」の正式表記は添付の関連資料を参照

 ・製品画像は添付の関連資料を参照


リニアテクノロジーについて>
 S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサ・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp

 LT,LTC,LTM, Burst Mode,μModule,Over−the−Top,LTP及び会社ロゴはLinear Technology Corporationの登録商標です。FracNWizard及びClockWizardはLinear Technology Corporationの商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。


■お問合せ先:
 〒102−0094 東京都千代田区紀尾井町3−6 紀尾井町パークビル8F
 リニアテクノロジー株式会社
 TEL:03−5226−7291(代表)
 http://www.linear-tech.jp


以上




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