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アズビル、「ヒートショック」の最新実態の調査結果を発表
アズビル(株)、「ヒートショック」の最新実態を調査
−東京都健康長寿医療センター研究所との共同調査を実施−
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、部屋の温度差が健康に悪影響を及ぼすとして最近注目されているヒートショックの発生実態を把握するため、東京都健康長寿医療センター研究所に協力し、浴室での心肺停止事例の調査を共同で実施しています。このたび、前回2013年に調査を行った東日本に加え、西日本の調査結果がまとまりましたのでお知らせします。
「ヒートショック」とは、急激な環境温度変化による心筋梗塞、不整脈などの健康被害のことであり、冬の寒い時季の入浴やトイレなどで高齢者に起こりやすくなります。生活における安心、快適、達成感を実現することを企業理念に掲げる当社では、今回、最新の状況を把握すべく、全国の被害状況の実数調査や詳細な分析のための追加調査を実施しました。
今回の調査では、西日本24府県および東京消防庁からのデータを得て、昨年調査分と併せ全国で47都道府県634消防本部からのデータを集めました。それらを基に救急要請の対象者が浴室内で「心臓機能停止者」であった事例を分析した結果、9,360人の高齢者が該当しました。さらに高齢者人口比、救命率、不搬送数などを考慮すると、死亡者総数は全国推計で前回調査と同様の17,000人となり、また県別の状況も明らかになりました(調査内容の概要は別添データをご参照ください)。
調査では、対象死亡者数が少ない上位4道府県の冬季の住宅内温度が寒冷地・温暖地の区別なく20度を超えていたことから、同センターでも研究の意義として、高齢者に多発する入浴時の心臓機能停止発生には外気温の低下が関わっているが、住宅の温熱環境を適度に保つことによって減らすことが可能であると推測しています。
当社は一般住宅用全館空調システム「きくばり(TM)」(※)を販売しておりますが、「きくばり」は、1台の空調機で家中を冷暖房、換気するため、居室はもちろんのこと廊下やトイレも温度差が少なく快適で、ヒートショックのリスクを低減できます。今回の調査結果を受け、当社は今後も「きくばり」の一層の普及・浸透を通じて、ヒートショックによる死亡事故の抑止・低減に貢献してまいります。
当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、お客さまの「安心・快適・達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献してまいります。
※「きくばり」はアズビル株式会社の商標です。
*調査内容の概要は添付の関連資料「別紙」を参照
株式会社 山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。
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