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栃木ニコン、印刷物やプリント基板などの外観検査などに適した産業用レンズを発売
Rayfactレンズ最大のイメージサークルφ90mmを実現
産業用レンズ「Nikon Rayfact IL95mmF5.6N」を発売
株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)の子会社、株式会社栃木ニコン(社長:塩釜 吉晴、栃木県大田原市)は、印刷物やプリント基板、シートの外観検査等に適した産業用レンズ「Nikon Rayfact IL(ニコン レイファクト アイエル)95mmF5.6N」を2014年4月から発売します。
●発売概要
商品名 :「Nikon Rayfact IL95mmF5.6N」
価格(税別):70,000円
発売時期 :2014年4月予定
予定販売数 :初年度800本
*商品画像は添付の関連資料を参照
●発売のねらい
栃木ニコンで開発・販売しているRayfactレンズは、産業用カメラ(ラインセンサカメラ(※1)・エリアセンサカメラ(※2))を使用する外観検査用途に専用設計されたレンズで、シート、フィルム、印刷物、FPD(Flat Panel Display)用ガラス基板など、様々な分野の検査に用いられています。
今回発売する「Nikon Rayfact IL95mmF5.6N」は、産業用レンズのエントリーモデルとして各種検査分野でご好評いただいている「Nikon Rayfact ILシリーズ」の実績を生かしつつ、大型センサーカメラでの使用を可能にした設計になっています。
Rayfactレンズにおいて最大のイメージサークル(※3)φ90mmを実現するとともに、0.25倍から2.0倍までの広い倍率範囲をカバーするラインナップを揃えています。倍率範囲全域において中心から周辺まで良好な性能を発揮します。
栃木ニコンの産業用レンズは、「Nikon Rayfact IL95mmF5.6N」の投入により、エントリーモデルのさらなる拡充を図り、エントリーからハイエンドまで充実したラインナップを揃えることで、ユーザーの多様なニーズに応えます。
※1:ラインセンサカメラ:光を受光する感光部が1列(リニア)に配置されたセンサを備え、検査対象全体を走査して撮影する検査用カメラ。
※2:エリアセンサカメラ:光を受光する感光部が面(エリア)となっているセンサを備え、検査対象全体を分割して撮影する検査用カメラ。
※3:イメージサークル:フィルム面上、画像センサ上にレンズが鮮鋭な画像を結ぶ円形の範囲。
●主な特長
1. イメージサークルφ90mmを実現
これまでRayfactレンズにおけるイメージサークル最大径は、「Nikon Rayfact MJ 90mm F4」のφ82mmが最大でしたが、φ82mm以上の大型センサーカメラの使用ニーズに対応するため、「Nikon Rayfact IL95mmF5.6N」では最大径φ90mmを実現しました。一度で広範囲の撮影ができるため、検査のスループットを高めることが可能です。
2. 0.25倍から2.0倍までの広い倍率範囲をカバー
0.25倍から2.0倍まで、広い倍率範囲をカバーするラインナップを揃えるとともに、倍率範囲全域において中心から周辺まで良好な性能を発揮できる設計になっています。
3. 価格、性能において使い勝手に優れたレンズ
「Nikon Rayfact ILシリーズ」で培った実績をもとに、エントリーモデルとして必要十分な光学性能を保ちながらお求めやすい価格を設定しています。価格と性能の両面において、使い勝手に優れた産業用レンズです。
*主な仕様は添付の関連資料を参照
<この件に関する問い合わせ先>
●お客様の問い合わせ先
株式会社栃木ニコン 産業用機器部 営業課
324−8625 栃木県大田原市実取770
0287−28−7100
●栃木ニコン・ホームページ http://www.tochigi-nikon.co.jp/
●ニコン・ホームページ http://www.nikon.co.jp/