オージス総研と両毛システムズ、電力事業者向け「顧客料金管理サービス」を提供

オージス総研と両毛システムズ、
電力事業者向け「顧客料金管理サービス」の提供開始
〜高圧一括受電事業者や新電力事業者向けに、
顧客情報・メーター設備情報の管理から料金計算、請求、回収までをワンストップで実現〜


　株式会社オージス総研（本社：大阪府大阪市西区千代崎、代表取締役社長：平山輝、以下オージス総研）と株式会社両毛システムズ（本社：群馬県桐生市、代表取締役社長：秋山力、以下両毛システムズ）は、高圧一括受電事業や電力小売り事業において必要となる、顧客の契約情報やメーターなどの設備情報の管理、料金計算、請求、回収までを実現するシステムを共同開発しました。２０１４年４月より、高圧一括受電事業者や新電力事業者向けに、顧客料金管理サービス（以下、本サービス）として提供を開始いたします。

１．背景
　電力全面自由化に向けて、高圧一括受電事業や電力小売り事業を始める事業者が増えています。電力小売り事業を展開する為には、電力メーターで使用量を計測して料金を計算し、顧客へ料金請求するための仕組み（CIS（Customer　Information　System））が必要になります。電力事業を展開する企業は、高額な海外の製品を利用するか、あるいは、自社開発が必要になる場合が多く、ビジネスの立ち上げにコストと時間がかかることが課題でした。
　オージス総研は、これまでに、ガスや電力などエネルギー業界のCISを開発・運用してきた実績があります。両毛システムズは、３０年近くに渡り国内ガス事業者向けのCIS製品を販売しており、１００社あまりへの導入実績を誇ります。両社の知見を合わせ、国内の電力向けCISで必要となる機能をそろえたシステムを提供することで、新規に電力事業を展開する事業者の、早期ビジネス立ち上げを支援します。

２．サービス概要
　本サービスには、電力使用量に応じた料金計算・請求情報の作成、入居者からの申込受付に対応する顧客・契約情報の管理、各戸に設置しているメーターの種類や設置場所などの設備情報を管理する機能を備えています。国内のガス会社１００社あまりで既に使われているシステムをベースに電力事業者向けに開発しており、日本の電力事業の約款などに対応したシステムです。本サービスを利用することで、自社でシステムを構築する必要がなく、小規模な事業者でも、導入コストを抑えつつ、事業者の事業規模に合わせて利用が可能です。
　オージス総研が提供する、電力スマートメーターからの検針データの収集・蓄積・見える化を行うメーターデータ管理サービスと合わせて利用することで、事業者は、顧客情報や設備機器情報の管理、検針から料金計算、請求、回収までの一連の業務を行うことができます。

３．今後の展開
　両社は、本サービスを、高圧一括受電事業者や、新電力事業者を対象に販売活動を展開してまいります。まず２０１４年４月に、現状の電力料金計算に対応したスタンダード版を提供し、今後、デマンドレスポンスなどの、多様な電力料金計算にも対応できる仕組み（料金計算エンジン）を搭載したハイエンド版を提供する予定です。両社で２０２０年までに１０億円の売上を目指します。

　※参考資料などは添付の関連資料を参照


■本件に関する一般のお問い合わせ先
　株式会社オージス総研営業本部営業企画部
　TEL：０３−６７１２−１２０１
　FAX：０３−６７１２−１２０２
　E−mail：info@ogis-ri.co.jp
　株式会社両毛システムズ経営管理部広報
　TEL：０２７７−４０−２０７３
　FAX：０２７７−５２−０１８８
　E−mail：info-erg@ryomo.co.jp