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リニアテクノロジー、高入力電圧が可能な同期整流式フォワード・コントローラーを販売
リニアテクノロジー、新製品「LT3752/LT3752−1」を販売開始
2次側バイアス電圧を生成して出力電圧の立ち上がりを制御する、オプトカプラ不要同期整流式フォワード・コントローラ
リニアテクノロジー株式会社は、アクティブ・クランプ・トランス・リセット機能を備えた、高入力電圧が可能な同期整流式フォワード・コントローラ「LT3752/LT3752−1」の販売を開始しました。LT3752/LT3752−1は高電圧ピンの間隔を広げるために数本のピンを少なくしたTSSOP−38パッケージで供給されます。LT3752/LT3752−1のEグレードとIグレードは−40℃〜+125℃、Hグレードは−40℃〜+150℃、MPグレードは−55℃〜+150℃の動作温度範囲で仕様が規定されています。1,000個時の参考単価は3.39ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LT3752)。
LT3752/LT3752−1は,1次側デバイスと2次側デバイスの両方をバイアスする内蔵ハウスキーピング・コントローラを使用して、出力電圧の立ち上がりとシャットダウンを継続制御します。また、内部でのバイアス電圧生成により、巻線を追加しなくてもバイアス電源を生成できるので、メイン・パワー・トランスの簡略化および小型化が可能です。LT3752は6.5V〜100Vの入力電圧範囲で動作し、LT3752−1は最大入力電圧が400Vを超えるアプリケーションに対応するため、外付け部品のみで最大値が制限される入力電圧によりRC起動が可能なので、HV/HEV車載アプリケーションに最適です。
オプトカプラを使用しなくても±5%の出力電圧レギュレーションを達成でき、オプトカプラを使用すれば±1.5%のレギュレーションが可能です。LT3752/LT3752−1はパルス・トランスを介して2次側MOSFETドライバに同期整流のタイミングに関する制御信号を送ります。また、2次側MOSFETがパワー・トランスのパルスで制御される(狭い入力電圧範囲で動作する)自己駆動型のアプリケーションにも使用できます。LT3752/LT3752−1を使用すれば、2次側デバイスは起動回路がなくても出力電圧が0Vのときに動作できるので、出力電圧の立ち上りを制御できます。
LT3752/LT3752−1は高精度でプログラム可能な高速クランプを内蔵しています。コンバータのデューティサイクルが通常よりも高く設定されると、デューティサイクルのガードレールを定める1次側スイッチのリセット電圧を制限し、負荷トランジェント時のトランスの飽和を防ぎます。高速クランプは、オプトカプラの経路が遮断されている場合に最大出力電圧を制限、あるいはオプトカプラを使用しないアプリケーションで出力電圧を定めます。降圧比の大きい非絶縁型アプリケーションでは、各デバイスが電圧エラーアンプを内蔵しているので、非常にシンプルで完全に安定化された非絶縁型同期整流式フォワード・コンバータが可能です。このほかに、プログラム可能な過電流保護、調整可能な入力低電圧および過電圧ロックアウト、サーマル・シャットダウン機能などを特長としています。LT3752/LT3752−1は100kHz〜500kHzのプログラム可能なスイッチング周波数で動作しますが、外部クロックに同期することもできるので、幅広い出力インダクタ値やトランス・サイズを選択可能です
■LT3752/LT3752−1の主な特長:
●広い入力電圧範囲:
LT3752:6.5V〜100V
LT3752−1:最大400V+外付け部品でのみ制限
●ハウスキーピングDC/DCコントローラ内蔵
●アクティブ・クランプ・トランス・リセット
●オプトカプラ不要
●高効率の同期整流
●MOSFETのターンオン遅延をプログラム可能
●短絡保護
●プログラム可能なボルト秒クランプ
●選択可能な固定動作周波数:100kHz〜500kHz
●外部クロックに同期可能
●ヒステリシスを備えたプログラム可能なOVLOおよびUVLO
●温度拡張(E)グレードおよびインダストリアル(I)グレード:−40℃〜+125℃(動作温度範囲)
●車載温度(H)グレード:−40℃〜+150℃(動作温度範囲)
●ミリタリ(MP)温度グレード:−55℃〜+150℃(動作温度範囲)
※製品画像は添付の関連資料を参照
<リニアテクノロジーについて>
S&P500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp
LT,LTC,LTM,Burst Mode,μModule,Over−the−Top,LTP及び会社ロゴはLinear Technology Corporationの登録商標です。FracNWizard及びClockWizardはLinear Technology Corporationの商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。
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