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パナソニック、インダクター内蔵DC−DCレギュレーター電源モジュールを出荷開始
機器の基板設計工数削減に貢献
実装面積半減(※1)を実現した電源モジュール「PSiP(R)(※2)」を製品化
通信インフラ機器や産業機器向けDC−DCレギュレータ
*製品画像は添付の関連資料を参照
パナソニック株式会社オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、通信インフラ機器や産業機器などで使用する電源に最適なインダクタ内蔵DC−DCレギュレータ[1]電源モジュール「PSiP(R)(※2)」(ピーシップ:Power Supply in Package)を、2014年3月より量産出荷開始します。本製品によりスモールセル基地局などの小型化が必要な機器の電源設計の容易化に貢献します。
製品名 :PSiP(R)(※2)(Power Supply in Package)
シリーズ名 :NN31000A/NN31001A/NN31002A
量産開始 :2014年3月
近年、電子機器同士がインターネットでつながる「IoT(internet of things)」が注目を集めています。IoT時代に向けて取り扱う情報量および利用者の増加に伴い、アクセス性向上のためにさまざまな場所に設置が可能な小型・軽量のスモールセル基地局や、高密度サーバーなどの需要が増えています。そのため、搭載される電源モジュールはさらなる小型化が強く求められています。
本製品は、通信インフラ機器・産業機器などに使用するDC−DCレギュレータに必要な部品を、当社独自の配置構造で一つのモジュールにし業界最小(※3)の実装面積を実現しました。さらには低発熱・低ノイズの特性を向上しました。
本製品により、電源のシステム設計が不要となり、また熱・ノイズ対策などの基板設計が軽減されるため、設計工数を削減することができます。
【特長】
1.基板設計工数削減に貢献
モジュール化により電源システム設計が不要。実装面積半減(※1)と低発熱および発熱・ノイズエリアの縮小、高速応答化により設計工数削減
2.小型モジュール化と発熱・ノイズエリアの縮小により、基板の小型化に貢献
モジュール化により実装面積を半減(※1)、さらに低発熱および発熱・ノイズエリアを3分の1(※1)に低減し、基板の小型化が可能
3.高速応答による安定した出力電圧により、誤動作を防止
負荷応答性が速いヒステレティック制御方式[2]採用で、出力電圧変化を低減
※1:当社従来品MOSFET内蔵10A DC−DCレギュレータ MCP(NN30312A)と新製品NN31000Aの当社標準電源ボードでの比較。
※2:「PSiP」はパナソニックグループの日本国における登録商標です。
※3:出力電流が10AクラスのDC−DC降圧型 電源モジュールとして、2014年3月17日現在、当社調べ。
【用途】
基地局、光トランシーバ、ルーター、スイッチ、サーバーなどの通信インフラ機器やアミューズメント、監視カメラ、計測機器、産業機器、など
【備考】
本製品は2014年3月16日〜20日に米国テキサス州で開催のAPEC2014にて展示します。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照