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住友化学、JA西条などと野菜加工事業で新会社を設立
愛媛県西条市における「株式会社サンライズ西条加工センター」の設立について
住友化学株式会社は、このたび、株式会社高瀬運送、ヤマエ久野株式会社、西条市農業協同組合、株式会社西条産業情報支援センター、および株式会社伊予銀行と共同で「株式会社サンライズ西条加工センター」(以下、「新会社」)を、愛媛県西条市に設立いたしました。新会社は、地域の農産物をパッキング・加工することで農産物の付加価値を高め、産地形成や六次産業化への貢献を図ります。日本経済団体連合会の「未来都市モデルプロジェクト」の一つ、「西条農業革新都市プロジェクト」において2011年8月に設立した農業法人「サンライズファーム西条」と連携し、地域農業活性化の起爆剤としての役割を果たしてまいります。
新会社は、5月よりまず野菜(未加工品)取引の営業を開始し、11月にはカット野菜工場を稼働する予定です。四国内主要都市をはじめ広島市や岡山市にも近い立地の良さや、HACCP※対応工場としては四国最大級である特長を生かし、地域の農業関係者の皆さまと一体となって事業を推進・拡大する考えです。
住友化学は、農薬、肥料、農業資材等の農業関連製品やサービスを幅広く提供しており、安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを展開しています。そのビジネスを実践する一つの形として、2009年に最初の農業法人を設立して以来、栽培指導や農場経営に関するノウハウを蓄積してきました。今回設立した新会社では、こうした知見を活用しながら、地域農業の発展に一層貢献していきます。
<新会社の概要>
1.会社名 株式会社サンライズ西条加工センター
2.設 立 2014年2月28日
3.所在地 愛媛県西条市
4.資本金 9,800万円
(住友化学49%、高瀬運送29%、ヤマエ久野8%、西条市農業協同組合5%、
西条産業情報支援センター5%、伊予銀行4%出資)
5.代表取締役 西本 麗(住友化学 代表取締役常務執行役員)
6.営業開始 2014年5月以降(予定)
※HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)
HACCP とは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生する恐れのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生管理の手法です。国連の国連食糧農業機関と世界保健機関の合同機関である食品規格委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
以 上
< 出資者の概要および新会社での役割分担 >
*添付の関連資料を参照