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テルモとエフエムディ、ペリフェラル用ガイドワイヤーに関する販売契約を締結
テルモ、末梢血管領域事業を拡大
エフエムディ社とペリフェラル用ガイドワイヤーに関する販売契約を締結
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:新宅 祐太郎)と株式会社エフエムディ(本社:埼玉県戸田市、社長:寺師 剛)は、この程、ペリフェラル用ガイドワイヤーに関する販売契約を締結しましたのでお知らせいたします。今般の製品は、エフエムディが製造を行い、テルモが国内で販売いたします。5月より順次6品種以上を発売し、2015年度に5億円の売上を目指します。この度の販売契約を機に両社はガイドワイヤー製品における、あらゆる連携を今後検討してまいります。
脚の血管に動脈硬化が起こり、血管が狭くなることで、血流が悪くなる末梢動脈疾患が、高齢化や生活習慣病などにともない、近年増加しています。バルーンカテーテルやステントを用いた血管内治療は、患者さんの身体への負担が少ないことから、今後広がることが見込まれています。このカテーテル治療中に用いられるペリフェラル用ガイドワイヤーは、血管の閉塞の度合いや、硬さ(石灰化)など血管の病状に合わせて様々な品種が必要になります。
テルモは、末梢血管領域において、ステント「ミサゴ」をはじめ、イントロデューサー・シースなどを既に販売しているほか、PTAバルーンカテーテルの開発にも取り組んでおります。ペリフェラル用ガイドワイヤーを加えることで領域製品をフルライン化し、事業拡大を図ってまいります。
テルモでは現在、「世界で存在感のある企業」を目指すという長期目標を掲げており、その実現に向けた重点施策の一つとしてカテーテル製品をはじめとした低侵襲治療領域製品のパイプラインを強化しています。エフエムディ社との販売契約もその一環であり、長期目標の実現に向けて今後も取り組んでまいります。