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JFEエンジニアリング、ミャンマー・ヤンゴン(ダラ地区)のフェリー桟橋改修を受注
ヤンゴン(ダラ地区)のフェリー桟橋改修を受注
〜ミャンマー民主化後、ODAによる港湾施設整備第一弾!〜
JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)は、このたび、日本国政府からミャンマー国への開発援助(ODA)によって進められる港湾施設整備の第一弾となるダラ地区のフェリー用桟橋改修工事を受注しましたのでお知らせします。
この案件は、二国間援助のODA(技術協力)として国際協力機構(JICA)から発注されたものです。
ダラ地区は、ヤンゴン市内中心部とヤンゴン河を隔てた住宅街であり、住民は市街地までの交通手段としてフェリーを利用しています。フェリーの利用者は、同国の民主化以降の経済成長に伴って拡大し、現在では一日あたり3万人を越えています。しかしながら、フェリーの乗船施設である桟橋は、建設後数十年を経過しており、特に朝・夕の通勤時間帯などは混雑により利用者の転落や施設の損壊が危険視されていました。
当社が受注したのは、老朽化したフェリー乗船施設(1基分)のリニューアルとして、新たに2基のフェリー桟橋(浮桟橋)、連絡橋と旅客ターミナルの製作・建設を行い、機能向上を図るものです。納期は2014年10月の予定です。
当社は、港湾施設において「鋼製ジャケット」や「ハイブリッドケーソン」などのプレファブ製品を開発し、岸壁や桟橋などを建設してきました。
また、ミャンマー国においては長年にわたり橋梁建設を手掛けています。加えて、昨年11月にはミャンマー国との合弁会社J&Mスチールソリューションズを設立し、本年4月より鋼構造物の製作工場を稼動する予定です。
こうした港湾施設の建設実績やミャンマー国内にインフラ建設の製作能力を有していることが評価され、今回の受注に至りました。
今後、ミャンマー国の成長のためには交通インフラや物流インフラの整備が喫緊の課題になっており、橋梁に加え、岸壁や桟橋、荷役クレーンなどの港湾施設も急ピッチで整備される見込みです。
当社およびJ&M スチールソリューションズは、今後もミャンマー国の成長に積極的に貢献してまいります。
※「受注工事概要」と参考画像は添付の関連資料を参照
以上