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ユーヴィックス、優れた反射特性の米社製「UV−C 殺菌用反射コーティング塗料」を発売
ユーヴィックス、標準塗料の約10倍の反射特性を持つ
「UV−C 殺菌用反射コーティング塗料」を発売
ユーヴィックス株式会社(本社:東京都目黒区緑が丘2−14−8 U−VIXビル、代表取締役社長:森戸祐幸、資本金:8,000万円)は、このたび、優れた反射特性により、壁や天井に吸収されることなく、暗く陰になったエリアへもUV−C光を反射させて届けることによって殺菌性を飛躍的に向上させることができる「UV−C 殺菌用反射コーティング塗料『Lumacept(TM)』」を発売しました。
この「UV−C 殺菌用反射コーティング塗料『Lumacept(TM)』」は、米国LUMACEPT(TM)社の製品で、254nmのUV−C殺菌用の他、365nmのUVにもより良い効果を発揮します。
Lumacept(TM)は、UV−C殺菌装置と一緒に使用するために開発されたコーティングテクノロジーです。標準の塗料や壁紙は、不可視性の殺菌性UV−C光を93〜97%も吸収します。したがって、UV−C機器が直接照射できない表面は陰になって殺菌効果が弱くなり、殺菌に長時間を要します。
通常、陰になっているエリアに届くUV−C光は壁や天井のような表面から反射していきます。しかし、反射のたびにUV−C 光の多くは吸収されてしまい、陰になっているエリアに届く頃はほとんど何もなくなってしまいます。
特許出願中のLumacept(TM)の場合、殺菌性のUV−C光は複数回の反射の後でも吸収されずに残って、ばい菌が存在している陰の部分にも届きます。
※参考資料と参考画像は添付の関連資料を参照
■主な用途
・病院/病室/介護施設/老人ホーム/研究室などでのUV−C殺菌装置
・工業用UVインクジェット機器
・半導体露光装置
・UV接着硬化機器
・UV塗装用
・光触媒用など
■主な特長
1.優れた殺菌性
Lumacept(TM)を塗布した病室の場合、UV−C機器が直接照射できない表面でも、Lumacept(TM)を塗布していない同様の病室の表面と比較すると、平均14倍、UV−C強度が増加します。
※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料1」を参照
2.高速殺菌性
Lumacept(TM)は、通常の塗装を行った壁の病室と比較して80%の殺菌時間削減が確認できました。(注1)Lumacept(TM)を天井や他の表面にも塗装することによって、さらに90%まで殺菌時間の削減が可能になります。
注1:陰のエリアを殺菌する処理時間を基準としています。UV−C機器によっては、直接UV−C光があたる表面の殺菌時間を推奨しており、陰の部分での必要な殺菌処理時間は計算していません。
※グラフ資料は添付の関連資料「グラフ資料2」を参照
3.取扱いが容易
Lumacept(TM)は、普通の室内用ラテックス塗料と同様の準備、使用法、タッチアップ、および洗浄ができます。
作業者は標準の塗装表面に合うように色合いを作りLumacept(TM)を薄く塗装します。仕上げレベルに使用されるLumacept(TM)と調和した標準ペイント下地である限り特別に細かい細部の作業は必要ありません。標準の塗装厚は25〜50μm。例えば、50μm厚で200平方フィート(18.58m2)を塗装する場合、1ガロンが必要となります。
4.ニーズに合わせて着色可能
ニーズに合わせてLumacept(TM)を着色することができます。それぞれの色合いは特性が異なりますが、ご希望の色合いのUV−C反射の量に関するフィードバックを提供することができます。
■主な仕様
※添付の関連資料を参照
【ご注意】
UV−C反射特性により、危険なUV−C被爆の可能性がありますので、アッパーウォール型UVGIシステムを使用しているエリアでは使用禁止です。UVGI表面殺菌システムを使用し、UV−Cの点灯は人がいない環境でのみ行ってください。
※製品画像は添付の関連資料を参照