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CTC、米Cloudera社と販売代理店契約を締結しビッグデータソリューションを販売
CTC、米国Cloudera社と販売代理店契約を締結
Hadoopを活用したビッグデータソリューション「Cloudera Enterprise」を販売開始
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:菊地 哲、本社:東京都千代田区、略称:CTC)は、企業向けに最適化された商用のHadoop(※1)製品とそのサポートを提供するNo.1ベンダーであるCloudera,Inc.(本社:米国カリフォルニア州パロアルト、以下:Cloudera)と販売代理店契約を締結し、Hadoopを活用したビッグデータソリューション「Cloudera Enterprise」の販売を本日より開始します。Cloudera Enterpriseを活用し、お客様のビッグデータ活用を支援するための製品・サービスのラインナップを拡充します。
■Cloudera Enterprise 取り扱いの背景
データを大量に保有・活用するインターネット企業を中心にオープンソースのデータ分散処理基盤であるHadoopの利用が進みつつあり、今や世界中で利用者・利用企業が広がっています。また、Hadoopは大規模データ向けの技術であることから、「Hadoop」もしくは「Apache Hadoop」としてビッグデータ処理技術の代表例として取り上げられる機会も多く、市場での認知も年々高まってきています。
一方、技術者コミュニティを中心に開発されたオープンソース・ソフトウェアのため、開発、運用・保守サポートには高度なスキル・ノウハウが必要となり、Hadoopを利用したビッグデータ活用の課題となっていました。
■Cloudera Enterpriseの特長
Cloudera Enterpriseは、100%オープンソースのApache Hadoopディストリビューションと関連プロジェクトから成るCDH(Cloudera’s Distribution Including Apache Hadoop)と、システム管理ツールであるCloudera Manager、データ管理を担うCloudera Navigator、そしてテクニカルサポートを統合したビッグデータソリューションです。
Cloudera Enterpriseを利用することで、Hadoopを活用したデータ処理・分析基盤をより簡単に、効率的に構築することが可能になり、運用負荷の削減と安定稼働が実現できます。また、オープンソースを活用する上で課題となるサポートサービスも含まれています。これにより、ビッグデータを活用した企業の競争力強化につながるデータ活用基盤が実現できます。
■CTCの取り組み
CTCでは、Cloudera Enterpriseの提供とともに、Cloudera Enterpriseを導入するお客様に対して、独自の事前検証(PoC)サービス(※2)、設計・構築サービス、運用支援サービスの提供を開始します。
また、2013年10月にサービスを開始した、企業における各種IT機器の大量のログを活用し、システムの安定運用を支援するログ分析ソリューションにもCloudera Enterpriseを適用し、サービス向上を図ります。更に、DWH(Data WareHouse)内に蓄積されるデータ量の増加による処理速度の低下やコストの増大、従来型の基盤では解決が難しい非構造化データの管理等の課題を抱える企業に対して、DWHとClouderaの両方を組み合わせたソリューションの開発・提案も行います。
CTCは、2013年2月に、ビッグデータに関するノウハウを集約し、「CTC BD−Navi」としてサービスを体系化しました。今後も、お客様のビッグデータ活用を支援するための製品・サービスを拡充し、お客様にとって最適なデータ活用基盤を提供してまいります。
*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照
※1:Hadoop:Apache Software Foundationが開発・公開している大規模データを効率的に分散・処理するためのオープンソースのミドルウ
ェア。
※2:事前検証(PoC)サービス:CTC総合検証センター「テクニカルソリューションセンター(TSC)」内に開設しているビッグデータに特
化した検証施設「Big Data Processing Lab(BPL:ビックデータ・プロセッシング・ラボ)」にて実施。
※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上