TI、「ＭＷＣ２０１４」で最小サイズ・最大効率実現のHD　DLP　Picoチップセットを発表

TI、最小サイズで最大効率を実現するHD　DLP　Picoチップセットを発表

輝度を向上し、バッテリ寿命を延長
業界最大のエコシステムを構成する各社が、相次いで新光学エンジン開発に着手


　テキサス・インスツルメンツは、スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile　World　Congress（MWC）２０１４」、タブレット、スマートフォン、アクセサリ、ウェアラブル・ディスプレイ、AR（仮想現実）ディスプレイ、インタラクティブ・サーフェス・コンピューティング、デジタル・サイネージ、制御パネルなどの小型電子機器でのHD（高品位）ディスプレイ画像の生成を可能にし、業界最小で最大の電力効率を提供するマイクロミラー・アレイの０．３”HD　Tilt＆Roll　Pixel（TRP）DLP(R)Pico（TM）チップセット（http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/dlp/display-controller/trp-technology.page?DCMP=dlp-display-controller-jp&HQS=dlp-display-controller-trphome-pr-lp-jp）を発表しました。新DLP　Picoチップセットは実証済みのDLP　Cinema(R)テクノロジーをベースとしており、高輝度で精彩に富むHD映像品質を提供します。

　新しい０．３”HD　TRPチップセット（http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/dlp/display-controller/trp-technology.page?DCMP=dlp-display-controller-jp&HQS=dlp-display-controller-trphome-pr-lp-jp）は、TIの独自技術であるTRP　DLPアーキテクチャとアダプティブIntelliBright（TM）アルゴリズム・スイートを活用し、以前のDLP　Picoチップセット・アーキテクチャに比べ、輝度の向上と消費電力の低減を実現しています。さらに、新チップセットはスイッチング速度が秒あたり最大数千回と高速で、１２０Hzビデオ性能を備えた最小のトゥルーカラーRGBエンジンを実現します。

　最終製品の開発を加速するため、TIは業界で最も広範なPicoエコシステムを維持するとともに、０．３”HD　TRPチップセットを採用した製品の年内の市場投入をサポートするため、業界をリードするデベロッパやメーカーと積極的に協力しています。詳細については、Asia　Optical社、Sekonix社、Shenzhen　Anhua　Optoelectronics　Technology社、Uneed　Electro社、Young　Optics社など、DLPのエコシステムを構成する有力光学エンジン・メーカー（http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/dlp/display-controller/solutions-services.page?DCMP=dlp-display-controller-jp&HQS=dlp-display-controller-pr-lp-jp）にお問い合わせください。

　Avegant社（http://www.avegant.com/）の最高経営責任者（CEO）のエドワード・タン（Edward　Tang）氏は、「TIは私たちにとって強力で、革新的なサプライヤです」と述べ、さらに「私たちはバーチャル網膜ディスプレイ製品であるAvegant　Glyphで画像を直接、人間の目に投射するために、革新的な０．３”HD　TRPチップセットをすでに使用しています。私たちは、高いHD映像品質や柔軟性、さらに節電性能などを評価し、このチップセットを選択しました」と語りました。

　また、TIのDLP　Picoビジネス・ユニット・マネージャのフランク・モイジオ（Frank　Moizio）は「このHDチップセットは、DLPにとって画期的な製品です。０．３インチMEMSデバイス中のピクセル数を倍増すると同時に、TIの既存の製品に比べ、各フレーム・ベースで光学効率の３０パーセント向上と消費電力の最大５０パーセント低減を実現します」と述べ、さらに「これにより、デベロッパは多様な用途の製品開発が可能になり、製品サイズのさらなる低減も実現できます」と語りました。

　MWCでのTIのエキスパートとのミーティングに関心のある方は、dlpmwc@list.ti.comまでご連絡ください。

　DLP　Pico　０．３”HD　TRPチップセットに関する詳細は、http://www.tij.co.jp/trp-home-jpで製品概要をご覧ください。DLP　Picoテクノロジーの使用開始にあたっては、http://www.tij.co.jp/dlp-get-started-jpをご覧ください。

　※参考画像は添付の関連資料を参照

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＜TIのDLP製品について＞
　１９９６年以来、テキサス・インスツルメンツの数々の受賞実績を持つDLPテクノロジーは、世界をリードする、さまざまなディスプレイ機器に採用されており、産業、車載、医療、双方向ディスプレイなどの広範な用途で、色彩、コントラスト、明瞭度、輝度の優れた高解像度画像を提供してきました。DLPテクノロジーは映画館（DLP　Cinema）や、大規模ホール、会議室、教室、ホームシアターなどで使用されています。DLP　Pico搭載のモバイル機器により、手のひらサイズのデバイスからの画像ディスプレイが可能になります。すべてのDLPチップセットには、スイッチのオン／オフを最大で秒あたり１万回行う、一連の極小ミラーが敷き詰められています。
　DLPテクノロジーの詳細については、http://www.tij.co.jp/dlp-home-jpをご覧ください。
　また、ツイッター（http://www.Twitter.com/TI_DLP）でもDLPの最新情報を入手できます。

　＊DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。
　＊すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。


■テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
　テキサス・インスツルメンツは（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する１０万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：田口　倫彰、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


以上


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