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富士通研究所、作業現場を支援するグローブ型ウェアラブルデバイスを開発

2014-02-22

タッチとジェスチャで作業現場を支援するグローブ型ウェアラブルデバイスを開発


 株式会社富士通研究所(注1)は、保守作業などの現場向けにNFC(Near Field Communication)タグリーダとジェスチャ入力機能を備えたグローブ型ウェアラブルデバイスを開発しました。

 近年、スマートフォンタブレットなどのスマート端末を用いて作業記録の電子化や作業効率の向上など、作業現場を支援する試みが行われています。しかし、現場によっては手袋の装着や手の汚れにより端末の取り出しや操作が難しいなど端末の利用が向かない場合や、操作のために端末を見るなど作業が中断してしまうという課題があります。

 今回開発したグローブ型ウェアラブルデバイスを用いれば、物に触れるという自然な行動をきっかけに作業手順などの情報が提示され、作業結果の入力もジェスチャで行えるため、業務の流れを滞りなく進めることができます。

 本デバイスとヘッドマウントディスプレイを組み合わせることで、例えば、コネクターや作業パネルなどの作業対象にタッチして作業指示を入手し、簡単なジェスチャで作業結果を入力するようなソリューションが構築でき、作業の効率化や作業ミスの防止が期待できます。

 開発したグローブ型ウェアラブルデバイスは2月24日(月曜日)から27日(木曜日)までスペインのバルセロナで開催される国際展示会「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」にて展示します。

<開発の背景>
 近年、端末の小型化、通信技術の高度化、クラウド環境の進展により、工場やビルのメンテナンスなどの現場作業で、スマート端末の活用が進められています。作業中にタイムリーな支援情報が得られることで、熟練者でなくてもミスなく効率的に作業できることが期待されています。

<課題>
 これまでの作業支援では、作業者がスマート端末を操作して必要な情報を入手していました。しかし、現場によっては手袋の装着や手の汚れにより端末の取り出しや操作が難しいため、端末の利用が向かない場合があります。また、操作のために端末を見るなど作業の中断が発生してしまう課題がありました。

<開発した技術>
 作業者への注意喚起や作業場面に合わせた支援情報を、端末を操作することなく提供するため、NFCタグリーダとジェスチャ入力機能を備えたグローブ型ウェアラブルデバイスを開発しました(図1)。

 図1 開発したグローブ型ウェアラブルデバイス

 ※添付の関連資料「図1」を参照

 本デバイスを用いれば、作業対象物に貼り付けたNFCタグを指先でタッチするだけで関連する情報を提示することが可能になります(図2)。また、ジャイロセンサーと加速度センサーを手首に搭載することでジェスチャ認識を実現しました。

 図2 グローブ型ウェアラブルデバイスを使った作業支援

 ※添付の関連資料「図2」を参照


 ※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


<商標について>
 記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


以上


<注釈>
 注1:株式会社富士通研究所:
    代表取締役社長 富田達夫、本社 神奈川県川崎市。



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