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STマイクロ、地方自治体のコスト削減に貢献する街灯用LED照明ソリューションを発表
STマイクロエレクトロニクス、
地方自治体のコスト削減に貢献する街灯用LED照明ソリューションを発表
スマートシティの実現に貢献する
高出力・街灯用LEDアプリケーションの新たな可能性
多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、街灯用の調光可能な高輝度LEDストリング(最大100W)の開発や、効率良く制御するための完全かつ設定可能なソリューションを発表しました。STのデジタル電源コントローラICであるSTLUX385A(1)をベースにしたプラグ・アンド・プレイ設計の街灯は、あらゆる調光レベルでLEDの効率を最適化すると同時に、待機時消費電力の最小化が可能です。
白熱灯、低圧ナトリウム灯および高輝度放電灯の街灯をLEDへ交換することは、世界中の市町村の道路を照らすために使われている膨大な消費電力量を削減する最も有望な方法であると広く考えられています。LEDは、原理的に従来の照明技術よりも効率が高く、さらに重要なことは調光が可能なことです。そのため、スマートな電源と組み合わせることで、日中から夜間までさまざまなケースにおいて照明出力を調節することができます。また、指定時間に特定の街灯を調光するなど、地方自治体の政策を反映させることもできます。
世界中の多くの都市で、既存の街灯をLEDへ交換する作業が始まっており、同様の計画を持つ都市数が増加しています。例えば、米国のマサチューセッツ州ボストンでは、2012年末までに、64000個の街灯の40%をLEDに交換しており、既に年間280万ドルの電気代削減(2)(全体の約35%)を実現しています。
STのグループ・バイスプレジデント 兼 インダストリアル・パワーコンバージョン製品事業部ジェネラル・マネージャであるMatteo Lo Prestiは、次の様にコメントしています。「照明のデジタル制御は、屋外施設の低消費電力化の鍵となります。STの新しいLED街灯用ソリューションには、長期間使用できる単一プラットフォームと、25年におよぶパワー・コンバージョンのノウハウが採用されています。STLUX385Aは、あらゆる主要通信プロトコルに対応しているため、グリッドが今後スマートになるにつれ、都市では街灯を制御してさらなるコスト削減を実現できます。」
リファレンス設計には、回路、部品およびファームウェアが全て含まれているため、顧客は、世界初の照明・電力変換用ユニバーサル・デジタル・コントローラであるST独自のSTLUX385Aを使用した100WのLED照明用デジタル・パワー・コントローラを迅速に開発することができます。このソリューションにおいて、STLUX385Aは、一次側制御の電力変換ステージおよび対応しているすべての通信リンクを制御します。電力変換ステージはPFCレギュレータで構成され、その後にゼロ・ボルテージ・スイッチング(ZVS)のLC共振ステージが続きます。
一次側制御(PSR)技術により、正確に明るさを調整します。
デモ・ボードは、DALI(Digital Addressable Lighting Interface)、絶縁された0−10調光インタフェース、UARTなどのあらゆる物理通信インタフェースを提供し、STLUX385Aがすべての通信を制御します。STLUX385Aは高い柔軟性を特徴としているため、Wi−Fi、電力線モデム、Bluetooth(R)、ZigBee(R)など、その他のインタフェースに基板を簡単に接続することも可能です。
デモ・ボード(STEVAL385LEDPSR)は現在入手可能で、価格は140ドルです。
(1)工業デザイナー、エンジニアおよび業界メディアに選ばれたSTLUX385Aは、米国ラスベガスで開催されたInternational CES(2014年1月)に展示されたSTの2製品の内の1つです。
(2)http://www.cityofboston.gov/publicworks/lighting/led.asp
※製品画像は添付の関連資料を参照
<STマイクロエレクトロニクスについて>
STは、「センス&パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。
2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st-japan.co.jp)をご覧ください。
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