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ヤマハ発動機、3気筒エンジン搭載のシンクロナイズドパフォーマンスバイクを発売
“クロスプレーン・コンセプト”に基づいて開発した3気筒エンジン搭載
シンクロナイズドパフォーマンスバイク「MT−09」新発売
ヤマハ発動機株式会社は、“クロスプレーン・コンセプト”に基づいて開発した水冷・4ストローク・直列3気筒・846cm3ダウンドラフト吸気FIエンジンを搭載した「MT−09」及び、ABS標準装備の「MT−09A」を2014年4月10日より新発売します。
「MT−09」「MT−09A」は“Synchronized Performance Bike”のコンセプトのもとに開発、日常の速度域で乗り手の意思とシンクロする「意のままに操れる悦び」を提唱します。主な特徴は、1)クロスプレーン・コンセプトに基づき開発されたリニアな特性を備える3気筒エンジン、2)徹底した軽量化設計による装備重量188kgの車重、3)ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的デザインなどです。
※製品画像・参考資料は添付の関連資料を参照
《開発の狙い》
国内の大型二輪市場は近年、市街地走行での楽しさを求めるトレンドが広がっており、身の丈にあったスポーツ性能、扱い易さの中で走りの楽しさを求める声が広く聞かれています。今回の「MT−09」はこうした中、デイリ―・ユースを照準に日常速度域で乗り手の意思とシンクロする「意のままに操れる悦び」を提唱する新製品です。
《主な特徴》
1)“クロスプレーン・コンセプト”に基づく新開発3気筒エンジン
“Synchronized Performance Bike”を具現化するため846cm3の水冷・4ストローク・直列3気筒・DOHC・4バルブ・ダウンドラフト吸気FIエンジンを搭載しました。バルブ挟み角を26.5°(吸気13°+排気13.5°)と狭く設定とすることによりコンパクトな燃焼室を形成し、素早い燃焼による高トルクを引き出します。
※参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
2)YCC−T(ヤマハ電子制御スロットル)及びD−MODE
燃料供給には、YCC−T(ヤマハ電子制御スロットル)を採用しました。軽量アルミ鍛造ピストン、振動低減を図るバランサー、トルク特性に貢献する不等長吸気ファンネルなどとの相乗効果で優れた走行性と燃費性を両立させています。
また、ライダーの好みや走行状況に応じて制御マップを3種から選択できるD−MODEを採用しました。(1)STDモード、(2)シャープなレスポンスを楽しめるAモード、(3)穏やかで扱い易い出力特性を楽しめるBモードから選べます。
3)マス集中に貢献する一体成形のエキゾーストパイプ&サイレンサー
排気系は、エキゾーストパイプと3段膨張構造サイレンサーを一体成形した3into1タイプです。排気効率、消音効果だけでなくマス集中化による軽快なハンドリングに貢献しています。エキゾーストパイプには、変色や錆、汚れ付着の抑止効果のあるナノ膜コーティング処理を施しました。
4)新設計軽量アルミダイキャスト製フレーム及び外側締結リアアーム
剛性バランスに優れ、個性的なボディを形作る軽量アルミダイキャスト製フレームを採用しました。またコンパクトでスリムなライディングポジションを実現するため、リアアームピボットをフレームの外側で締結し、足つき性の良さにも貢献しています。
※参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照
5)アルミ製テーパーハンドル、ロングシート、燃料タンク
軽量で強度バランスに優れたアルミ製テーパーハンドルを採用しました。前後約400mmのメインシートは、タンデム側との段差が少なく自由度のある乗車姿勢を可能としています。シート前端は、マン・マシン一体感を演出するため、グリップ性とフィット感に優れるフロステッドパターンの表皮を採用しています。ニーグリップ部を大きく窪ませた燃料タンクは、スリムなライディングポジションに貢献します。
6)デザインの特徴
マスフォワードシルエットによる自由に操れる軽快感、どんな方向にも動きやすい“塊”を連想させるマス集中感など、ネイキッドとスーパーモタードをハイブリッドさせた“異種交配造形”のデザインが特徴です。
7)その他の特徴
(1)新デザイン軽量鋳造ホイール、(2)新設計ラジアルマウント式フロントブレーキキャリパー、(3)前後サスペンション調整機構(イニシャルおよび伸び減衰)、(4)アルミ鍛造ブレーキ&シフトペダル、フットレスト、(5)新設計小型軽量スイッチハンドル、LEDテールライトなどを採用しています。
※主要仕様諸元などは添付の関連資料を参照
なお、読者・視聴者からのお問い合わせは、
「ヤマハ発動機お客様相談室(フリーダイヤル0120−090−819)」へお寄せください。