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豊田通商と昭和メタル、中国の自動車解体リサイクル事業に参入

2014-02-12

中国で、日本企業初の自動車解体リサイクル事業に参入
〜中国での使用済み自動車解体モデル工場を目指す〜


 豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:加留部 淳、以下豊田通商)と有限会社昭和メタル(本社:埼玉県越谷市、社長:栗原裕之、以下昭和メタル)は、北京博瑞聯通汽車再循環利用科技有限公司(本社:中国北京市、以下本企業)に資本参画しました。中国での自動車解体リサイクル業界への直接外資参入は本件が、日本では初めての試みとなります。

1.設立の背景
 現在、中国では使用済み自動車(以下End of Life Vehicle=ELV)のリサイクル業界は、機械化の遅れ及び処理に伴う環境負荷が増大している状況にあります。
 自動車保有台数の急増や、排ガス対策未対応の旧式車両のELV適正処理の必要性増大などにより、2020年には現在の2倍以上の約1,000万台のELVが発生すると予想されます。
 そのため、ELVの効率的且つ環境負荷を低減した処理が、社会的にも求められております。
 豊田通商と昭和メタルは、トヨタ自動車株式会社とも連携し、中国国内でも圧倒的な台数(2012年末 約520万台)を保有し環境規制強化の面からもELV量増大が見込まれる北京にて、リサイクル会社へ経営参画することとし、昨年12月30日までに、豊田通商グループが32%、昭和メタルが8%を出資いたしました。


2.実証実験について
 豊田通商は、本企業を実施場所として、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト/アジアにおける先進的な資源循環システム国際研究開発・実証/先進的自動車リサイクルシステム」を2012年3月より受託しており、先進設備導入によるリサイクル率の向上、大量処理などを目標として実証実験を行ってまいりました。
 なお、実証実験では、2013年4月より昭和メタルが現地での技術指導を実施しています。


3.今後の予定
 本年2月より、「中国のELV解体モデル工場」を目指し、「環境、安全、高生産性」を念頭に先進的自動車解体リサイクル会社を運営します。また同年2月末には解体工場の開所式を北京にて予定しております。


4.他地区への展開
 豊田通商は、約40年前からELVのリサイクル事業に取り組み、日本国内にてELVリサイクルバリューチェーンを築いてきました。今回、北京市に設立するリサイクル工場を足がかりに、他地区においても数箇所のリサイクル会社への資本参加、もしくは設立を計画しており、中国においてもNo.1のELVリサイクル・バリューチェーンの構築を目指します。
 また、本件取り組みを通じて、中国における環境問題の解決に貢献していきたく考えております。


【使用済み自動車解体リサイクル会社概要】

 社名    :北京博瑞聯通汽車再循環利用科技有限公司
        (ペキン ハクズイレンツウキシャ サイジュンカンリヨウカギ ユウゲンコウシ)
 所在    :中国北京市
 資本金   :11,666千RMB(約2億円)
 出資比率  :北京祥龍博瑞汽車服務(集団)有限公司 60%
        豊田通商グループ           32%(豊田通商 2%、豊田通商中国 30%)
        昭和メタル              8%
 董事(役員):北京祥龍博瑞汽車服務(集団)有限公司より3名、豊田通商グループより2名
 従業員   :約30名
 資本参入時期:2013年12月
 事業内容  :使用済み自動車解体リサイクル

 ※参考図は添付の関連資料を参照


 ※会社概要は添付の関連資料「参考資料」を参照


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