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アサヒ飲料、「選ばれ続けるブランド」への育成など2014年の事業方針を発表

2014-02-11

2014年アサヒ飲料(株)事業方針
〜12年連続のプラス成長に向けて〜


 アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 本山 和夫)は、本年、昨年発足した新体制(※)において強いチームワークと軽快なフットワークを発揮し、「確固たるブランドの育成」と「強靭な収益構造の確立」に取り組み、さらなる飛躍を目指します。
 ※2013年9月1日にカルピス社の国内飲料事業および営業部門をアサヒ飲料に移管統合した。


【2013年振り返り:初の販売箱数2億箱突破。11年連続のプラス成長を達成】
 2013年の清涼飲料市場は、最盛期に天候に恵まれたことに加え、各社の積極的なマーケティング活動が市場の活性化につながりました。炭酸、緑茶、ミネラルウォーターなどが伸長し市場全体を牽引、前年比103%程度、4年連続のプラスで着地したとみられます。

 アサヒ飲料社については、2015年までの3ヵ年計画「第5次中期経営計画」の初年度にあたり、基幹ブランドの強化・育成、収益構造の改革に取り組むとともに、カルピス株式会社との国内飲料事業の統合など、新たな成長ステージへの飛躍に向けた体制構築を進めることで、過去最高となる2億850万箱(前年比108%)を販売。創業以来初の販売箱数2億箱の突破を実現し、11年連続のプラス成長となりました。

 アサヒブランドにおいては、強みのある4カテゴリー5ブランド(※)への選択と集中により、主要ブランドが好調に推移し販売を拡大しました。
 「三ツ矢」、「十六茶」、「おいしい水」、「ウィルキンソン」を中心に好調に推移。中でも「三ツ矢」ブランドは、ブランド生誕以来初めて販売箱数4,000万箱を突破。「ウィルキンソン」ブランドは「炭酸水の直接飲用」という新たな提案により新市場を創造した『ウィルキンソン タンサン』が飲用スタイルの拡大・定着にともない成長期に入ったことに加え、昨年発売した「ウィルキンソン ミキシング」シリーズが販売目標の2度の上方修正を行うなど好調に推移した結果、ブランド全体で前年比143%と大幅な販売増となりました。
 ※4カテゴリー=炭酸・コーヒー・お茶・水
 ※5ブランド=三ツ矢・ワンダ・十六茶・ウィルキンソン・おいしい水

 カルピスブランドにおいては、ストレート飲料中心に売上を拡大することが出来ました。主要乳性3ブランド(「カルピスウォーター」「カルピスソーダ」「『カルピス』フルーツパーラー」に加え、新ブランドである「『カルピス』オアシス」が好調に推移し売上拡大に寄与しました。非乳性ブランドにおいては「Welch’s」や「ほっと」シリーズに加え、スーパーフルーツ「アサイー」を活用した新製品も売上拡大に貢献しました。健康機能性飲料では長年の乳酸菌研究で培われた成果に裏打ちされた新製品「守る働く乳酸菌」を新発売しました。コンク飲料では「カルピス」を中心とし「品質」と「おいしさ」の価値をお客様に伝えるため、広告と店頭を連動させるプロモーションを行なってきました。

 営業面では、目標達成に向けたPDCAの、質と実行性の向上により、成長と収益性のアップを実現しました。9月にはカルピス社の国内飲料事業を統合したことに加え、開拓活動の強化を目的とした営業組織の改革を行うなど、さらなる成長に向けた新体制の構築を進めました。

 収益構造の改革については、調達、物流、IT分野を中心にカルピス社との協業シナジーの創出に取り組んだ他、富士山工場において新製造棟の建設に着手するなど将来の販売増に向けた最適生産物流体制の構築を推進しました。


【2014年:12年連続のプラス成長を目指して】
 2014年は、4月に控えた消費税増税の影響が懸念される他、清涼飲料市場を取り巻く環境も大きく変化することが予想されます。一方で景気は緩やかに回復しており、環境の変化をチャンスと捉えた新たな提案の増加による市場活性化も期待されることから、清涼飲料市場は前年並み程度で推移するとみています。

 消費税増税を契機に、購買行動における消費者の選択眼はますます厳しくなるとみられ、これまで以上に「選ばれ続ける理由」の具現化と強化が必要になるとみられます。

 アサヒ飲料社については、「第5次中期経営計画」2年目となる2014年、年間販売目標を過去最高となる2億4,000万箱(前年比115%)(※)とし、12年連続のプラス成長を目指します。
 ※詳細は「販売計画」をご参照ください。

 カルピス社との国内飲料事業統合を経た新体制で迎える本年、アサヒ飲料社では創業に等しい新たな気持ちで、強いチームワークと軽快なフットワークを発揮することで「確固たるブランドの育成」と「強靭な収益構造の確立」に取り組みます。

 成長戦略としての「確固たるブランドの育成」については、自社の持つ強みのさらなる強化と新たな需要創造のための新価値の提案に取り組みます。

 具体的には、ブランド生誕130周年を迎える「三ツ矢サイダー」、110周年を迎える「ウィルキンソン」、95周年を迎える「カルピス」をはじめ、「ワンダ」、「十六茶」、「おいしい水」、「Welch’s」といった優位性のあるブランドへ経営資源を集中し「選ばれ続けるブランド」への育成を目指します。
 さらに、お客様のニーズに対応した新たな提案や、市場の変化を先取りした新市場創造型の提案に積極的に取り組みます。

 構造改革については、環境変化に柔軟に対応し、収益を上げ続けることで持続的な成長を可能とする「強靭な収益構造の確立」を目指します。

 具体的には、販売増に対応した生産能力、物流能力の強化をはじめ、容器軽量化等、品質、安定供給、効率性のさらなる向上を目指した最適生産物流体制の構築を推進します。

 また、グループ国内飲料事業全体の視点で、カルピス社との協業をさらに発展させたグループ最適生産物流体制の確立をスタートさせ、両社のシナジー創出に向けた取り組みをさらに加速させます。


 *2014年販売計画など以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


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