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アジレント、ガスクロマトグラフ向けに外付けのバルブ用オーブンを発表
アジレント・テクノロジー、ガスクロマトグラフ向けに
外付けのバルブ用オーブンの新製品を発表
より生産性の高いガス分析を提案
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、自社のガスクロマトグラフ(GC)「Agilent 7890B GC」に搭載できるラージバルブオーブンを発表します。多機能で大容量のラージバルブオーブンは、複数のバルブとカラムなどを組み合わせて測定するガス分析などに最適です。最大6個のバルブやカラムを搭載できる外付けのバルブオーブンで、GC本体のオーブンとは独立して正確な温度制御が可能です。また、メンテナンスしやすい構造を採用していることも特長です。
当社のグローバル・エネルギー&化学市場担当マネージャーのWayne Collinsは次のように語っています。
「石油や天然ガスといった燃料の探索や生産の需要の高まりのなかで、品質等に影響を与える不純物分析のために、ASTM InternationalやEN(European Standard)などの分析手法に対応できる分析装置のニーズが高まっています。複数のカラムを搭載でき、温度制御にも優れた当社のラージバルブオーブンを用いれば、1つのGCシステム上で複数の複雑な分析も対応できるようになります。」
このシステムはアクチュエーターを取り外さずにバルブ等にアクセスできる構造となっており、メンテナンス性が向上し、機器のダウンタイムを大幅に削減可能です。接続箇所も少ないため、ミスによるトラブル発生も低減できます。
当社のGC製品マネージャーであるJason Asheは次のように語っています。
「当社では石油・石油化学のお客様のニーズや業界のトレンドに継続的にお応えしてまいります。ラージバルブオーブンを搭載した当社の7890B GCシステムは、1台のシステムで多くの情報を得たいというニーズや、システムのメンテナンスを迅速かつ確実に行いたいというニーズにお応えいたします。」
当社では、工場出荷時にメソッドの確認を行い、クロマトグラフ性能を保証するリファイナリガス・アナライザ(RGA)や天然ガスアナライザ(NGA)などを提供していますが、ラージバルブオーブンはこれらのアナライザにも搭載できます。柔軟性が高く、様々な構成が可能なこの外付けラージバルブオーブンを使うと、単独のGCシステム上で複数のメソッドを切り替えて利用することが可能です。ラボにおける分析装置の専有面積を抑えつつ、多くの情報が得られるようになります。
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,600名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2013年度、68億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
2013年9月19日、当社は、電子計測会社を非課税のスピンオフ手続きにより、自社を株式公開会社2社に分割する計画であることを発表しました。電子計測新会社の名称はKeysight Technologiesです。この会社分割は2014年11月初旬までに完了見込みです。
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
■お客様からのお問い合わせ先:
カストマコンタクトセンタ
電話:0120−477−111