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ジャックス、インドネシアでの出資先合併と増資でファイナンス会社を再編
ジャックス、インドネシアのファイナンス会社を再編
〜インドネシアにおける出資先会社の合併と増資を実施〜
株式会社ジャックス(本部:東京都渋谷区、取締役社長:板垣康義「以下、ジャックス」)は、インドネシアの有力企業グループPT MitraPinasthika Mustika(以下、「MPM社」)との間で、出資先のファイナンス会社を合併させると共に合併会社に対する増資を行うことで合意しましたのでお知らせします。
ジャックスでは、2012年にインドネシアのファイナンス会社PT Sasana Artha Finance(以下、「SAF社」)へ出資を行い、40%の株式を取得し経営へ参画してきましたが、今般、事業パートナーであるPT Mitra Pinasthika Mustika(以下、「MPM社」)との間で、関係当局の承認を前提に、SAF社とMPM社傘下のファイナンス会社PT Mitra Pinasthika Mustika Finance(以下、「MPMF社」)を合併させることで合意しました。合併後は、MPMF社を存続会社とする予定で、ジャックスではMPMF社が発行する新株の引受に応じて新たに510,000百万ルピア(約45億円)を出資し、存続会社における株式の保有比率40%を確保すると共に役員を派遣し経営へ参画します。
合併後の新会社は、総資産が450億円超となる見込みで、インドネシア全土に充実した営業ネットワークを保有する同国屈指のファイナンス会社となります。従来、SAF社は東ジャワ地域を中心にホンダの二輪車の販売金融事業を手掛けてきましたが、インドネシア全土で販売金融事業とリース事業を展開するMPMF社との合併により、今後は拡大を続けるホンダ二輪車と新しくMPM社が参入する日産車の販売金融を事業の中心に据え、更なる規模の追求とシナジーの最大化を図ります。
ジャックスは2014年度を最終年度とする中期3ヵ年経営計画『ACT11(アクトイレブン)』の中で、トップラインの拡大へ向け、アジアを中心とした海外事業の展開加速を事業戦略のひとつとして掲げています。2010年のベトナム現地法人設立、2012年のインドネシア進出に続き、更なるインドネシアでの事業拡大を目指します。今回の合併と新株の引受により、インドネシアにおける事業領域と収益機会は格段に広がります。
インドネシアは、2億4,000万人という世界第4位の人口を擁し、中長期的な内需拡大・経済成長が期待されています。また、事業パートナーであるMPM社は、インドネシアを代表する企業グループSaratogaに属し、四輪車や二輪車およびその関連事業を幅広く展開しています。ジャックスは、引き続きMPM社の協力を得ながら、日本国内で培ってきた販売金融事業のノウハウを提供し、インドネシアにおける事業拡大を進めて参ります。
<SAF社の概要>
(1)商号:PT Sasana Artha Finance(ジャックス40%・MPM社60%出資)
(2)本店所在地:インドネシア共和国ジャカルタ
(3)代表者:Danusubroto Sugiarto
(4)設立:1981年
(5)主な事業内容:二輪車販売金融
(6)資本金:376,949百万ルピア(約33.9億円)
(7)従業員数:1,249名 ※ 2013年9月末時点
<MPMF社の概要>
(1)商号:PT Mitra Pinasthika Mustika Finance(MPMグループ100%出資)
(2)本店所在地:インドネシア共和国ジャカルタ
(3)代表者:Hajimu Yukimoto
(4)設立:1990年
(5)主な事業内容:四輪車販売金融およびファイナンスリース
(6)資本金:538,083百万ルピア(約48.4億円)
(7)従業員数:1,758名 ※ 2013年9月末時点