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グレープシティ、画像医療診断システム用ソリューションを発売
画像医療診断システム用ソリューションを新規発売
LEADTOOLS 18.0J Medical Imaging/PACS Imaging
グレープシティ株式会社(本社:仙台市泉区紫山3−1−4、代表取締役社長:馬場 直行)は、DICOM医療画像処理アプリケーションと、医療画像の通信および管理を行うPACSを開発できる.NET Frameworkソリューションを2014年2月5日(水)に発売します。
リリースする製品はCTやMRI、レントゲンといった画像医療診断機器で撮影したDICOM画像の表示および医療診断に特有の画像処理機能を提供する「LEADTOOLS 18.0J Medical Imaging(リードツール)」と、Medical Imagingのすべての機能に加え、DICOMデータの通信管理システムである「PACS」を構築する際の通信プロトコルクラスなどを包括した「LEADTOOLS 18.0J PACS Imaging」の2製品です。ライセンス価格はMedical Imagingが900,000円〜、PACS Imagingが1,440,000円〜。開発したシステムを運用するには別途ランタイムライセンスが必要です(すべて税別価格)。
※参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
現代の医療はCT、MRI、超音波検査装置などの医療機器により人体内部を可視化し、患者に負担をかけずに病巣を特定する画像医療診断が飛躍的な進歩を遂げています。さらにITとの組み合わせで医療画像をシステム的に連携させ、たとえ遠隔地であっても迅速な診断ができるまでに至っています。こうした画像医療技術の土台となる世界標準の規格がDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)です。DICOMで扱われる医療画像などのデータはPACS(Picture Archiving and Communication Systems)と呼ばれるシステムで通信・管理され、画像診断機器からパソコンにデータを取り込んだり、電子カルテと連携したりするメディカルシステムを実現しています。しかし、DICOM準拠のシステムを開発するには、開発者はITと医療、画像処理のすべてに精通した高度な知識が必要です。
この度、グレープシティが発売する「LEADTOOLS 18.0J Medical Imaging/PACS Imaging」は、こうした画像医療診断システムの開発を助ける包括的なソリューションです。最新のDICOM規格に準拠し、患者情報などの辞書データを入力・編集できる機能と、医療画像で扱われる特有の画像処理機能をクラスライブラリとして提供するため、ソフトウェア開発者の学習時間とコーディング量を削減できます。また、3D表示にも対応する専用のDICOMビューワも搭載していますので画面設計でも工数削減が可能です。さらに、上位製品の「PACS Imaging」ではDICOM通信プロトコルクラスや管理ツールなどを収録。地域医療と連携するシステムや遠隔画像医療診断、系列病院間での医療画像データ共有ネットワークなども短期間で構築できます。
「LEADTOOLS 18.0J Medical Imaging/PACS Imaging」の詳細はWebサイトで公開しています。
>[製品情報]−[医療用ソリューション]はこちら
http://www.grapecity.com/tools/categories/dotnet/medical
■LEADTOOLSについて
ライブラリの開発元である米国LEAD Technologies社は世界屈指の品質とシェアを誇る医療画像およびDICOMのツールキットのコンポーネントベンダーです。LEADTOOLS Medicalシリーズは米国のヘルスケア市場製品に広く普及しており、そのノウハウと実績は米国の医療画像システムベンダーから高い評価を受けています。日本語版では英語版の機能を適切に日本語化し、日本語環境での動作を保証。さらに日本語テクニカルサポートおよび日本語でのドキュメントなど開発者を支援する各種サービスを提供します。
■LEADTOOLS 18.0J Medical Imagingの特長
・DICOM規格準拠の画像処理と患者情報などのタグ編集機能
LEADTOOLSはDICOM規格の管理団体であるDSC(DICOM Standards Committee)により公開されている規格に準拠し、規格の更新が行われるたびにLEADTOOLSの機能に反映させています。Medical Imagingでは、DICOMの画像処理用クラスライブラリと患者情報などを扱うタグ要素の入力編集機能を提供します。
※参考資料は添付の関連資料「参考資料1」を参照
・3DモデリングクラスとDICOMビューワ
LEADTOOLSの画像処理クラスはCTやMRIでスライス撮影された画像から3Dモデリングを行います。モデル化された3D画像は、LEADTOOLSのDICOMビューワ上で自由な角度でレンダリングが可能。読影医師の所見を強力にサポートする画像診断用ビューワを短期間で開発できます。
※参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照
■LEADTOOLS 18.0J PACS Imagingの特長
PACS ImagingはMedical Imagingに収録しているすべての機能に加え、DICOMデータの通信管理システムである「PACS」を構築する際の通信サービスクラスなどを包括した上位のエディションです。
・短期間でPACSを開発できるDICOM通信サービスクラス
クライアントサイドのDICOMアプリケーションを実装するサービスクラスユーザー(SCU)とサーバーサイドアプリケーションを開発できるサービスクラスプロバイダ(SCP)を提供。これらのPACSフレームワークはすべての下位レベルDICOM通信を処理するため、さまざまなモダリティからDICOMデータを受け取り、ネットワーク上のアプリケーション間でスムーズに受け渡しを行うPACSを短期間で構築します。開発者はDICOM通信規格の詳細まで学習・調査する必要はなく、より多くの時間をユーザーインタフェース開発とデータベース設計に費やすことができます。
「LEADTOOLS 18.0J Medical Imaging/PACS Imaging」の詳細はWebサイトで公開しています。
>[製品情報]−[医療用ソリューション]はこちら
http://www.grapecity.com/tools/categories/dotnet/medical
■必要システム
※添付の関連資料「参考資料2」を参照
<開発元>
米国 LEAD Technologies社
所在地:1927 South Tryon Street,Suite 200 Charlotte,NC 28203 USA
ホームページ:http://www.leadtools.com/
〔お問い合わせ〕
■一般の方のお問い合わせ先
グレープシティ株式会社 ツール事業部 営業部
sales@grapecity.com
048−222−3001