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H2O リテイリングとイズミヤ、株式交換で経営統合

2014-02-06

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社とイズミヤ株式会社の
株式交換による経営統合のお知らせ



 エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社(以下、「H2O リテイリング」といいます。)とイズミヤ株式会社(以下、「イズミヤ」といいます。)は、本日開催の両社の取締役会における決議に基づき、株式交換(以下、「本株式交換」といいます。)により両社が対等の精神に則り経営統合(以下、「本経営統合」といいます。)を行うことに関する株式交換契約書(以下、「本株式交換契約」といいます。)を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
 なお、本株式交換契約は、平成26年3月26日に開催予定の両社の臨時株主総会におけるそれぞれの承認及び公正取引委員会の承認を受けることを条件とし、効力発生日を平成26年6月1日と予定しております。
 また、本株式交換契約の効力発生日に先立ち、イズミヤの普通株式は、株式会社東京証券取引所(以下、「東京証券取引所」といいます。)において、平成26年5月28日に上場廃止となる予定です。


   記

1.本経営統合の目的

(1)本経営統合の背景と目的
 H2O リテイリングの企業理念は、地球環境にはなくてはならない“水”(H2O)を社名に冠しておりますように、「地域住民への生活モデルの提供を通して、地域社会になくてはならない存在であり続けること」であります。一方、イズミヤの社名は聖書の“ヤコブの泉”に由来しておりますように、「地域のお客様が、健康で楽しく、心豊かな生活をおくれるように、安全で安心な商品とサービスの提供を通して、“ええもん安い”の商道を追求し、社会に貢献します」という創業の信条に基づく経営理念を掲げています。両社は、大地から湧き出でて決して枯れずに、人の暮らしを潤し続ける“いずみ”すなわち“水”を企業理念の中核に据えて、地域社会に貢献し、人々を豊かにする存在であることを目指しております。
 かかる理念のもと、H2O リテイリングは、これまで阪急・阪神百貨店両本店を中心に多様な小売事業を展開しながら、阪急・阪神ブランドを活用して、関西マーケットにおけるシェアの拡大を進めてまいりました。また、イズミヤは、関西を中心基盤としてGMS(ゼネラルマーチャンダイズストア)とスーパーマーケットの店舗ネットワーク網を構築し、関西における一層のシェア拡大に取組んでいくことを今後の成長戦略に掲げてまいりました。
 一方で、両社は、少子高齢化に伴う消費活力の減退、ネット通販の拡大を中心とする購買スタイルの変化等、お客様の消費動向が急速に変化するなか、市場シェアの確保、様々なニーズの変化を確実に捉える商品・売場・販売チャネルのご提供により、お客様からの支持をより強固なものとすることが急務であると認識しております。
 このような状況認識と共通の理念を抱き、かつ関西という共通の事業基盤と戦略を有した両社が、日本の歴史を古くから支えてきた関西をより豊かに、より元気にできるように、地域のお客様とともに育んでいきたいというビジョンのもと、今後の成長戦略について昨夏以降の約半年間にわたり、真摯に協議・交渉を重ねてまいりました。
 その結果、共通の理念を持つ両社が、関西という地域の中で多様な業種業態、取扱商品群を揃えた総合小売サービス業グループを構築することを目的として、対等の精神による経営統合を行うことが、両社の中長期の企業価値向上にとり最善の選択肢と考えるに至った次第です。
 今後は、両社グループの百貨店からGMS、スーパーマーケット・スーパーセンターにわたる店舗網、物流といった小売インフラストラクチャーの再編成を行うとともに、惣菜工場、プロセスセンターの製造小売等の両社独自のインフラを活用して、関西ならではの味・おいしさを追求いたします。また、両社あわせて約700万人のカード会員を軸に、更なる利便性の向上と宅配機能の強化等による生活者サービスの充実はもとより、H2O リテイリング、阪急阪神ホールディングス株式会社及び東宝株式会社からなる阪急阪神東宝グループとの連携を通じた豊かな文化生活の創出等、お客様にご満足いただける品質と幅広い価格帯の商品やサービスを、様々な生活シーンで提供していくことを検討してまいります。

(2)本経営統合後の事業戦略の骨子

[1]カード事業
 ・共通ポイントサービスを中心とした新しい顧客還元サービスの構築
 ・両社のカード機能全般(クレジットやキャッシング)における連携による利便性の向上
[2]食品製造事業
 ・多様な業種業態の店舗網による情報収集力をもとにした商品開発及び両社が有する惣菜加工工場などの食品製造機能の活用による安全、安心で美味しい商品の提供
 ・製造工場の稼働率向上及び製造利益の拡大
[3]商品調達
 ・物流機能の相互活用や統合による効率化とコスト低減
[4]店舗競争力強化
 ・百貨店とGMSの商品MD(マーチャンダイジング)を組み合わせた魅力ある店づくり
 ・重点店舗の増床や建て替えなどの活性化によるエリアシェアの拡大
[5]その他
 ・宅配サービス事業の協業による販売チャネルの強化
 ・基幹システム共通化によるコスト削減・効率化

(3)本経営統合後の体制
 H2O リテイリングとイズミヤは、本株式交換の効力発生を条件として、イズミヤよりH2O リテイリングの代表取締役として1名、取締役2名の計3名、H2O リテイリングよりイズミヤの取締役として2名が、相互に役員に就任すること、及び従業員の出向等を予定しております。なお、詳細については、決定次第お知らせいたします。


 ※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照


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