Article Detail
村田製作所、360度全方位同じ感度で磁界を検出できる3DセンシングAMRセンサーを開発
世界初!360度全方位同感度での磁界検出可能!
3DセンシングAMRセンサの開発について
※製品画像は添付の関連資料を参照
<要旨>
株式会社村田製作所は、360度全方位同感度で磁界を検出し、3Dセンシングが可能なAMRセンサを世界で初めて開発しました。これまで立体空間で磁界を検出するには複数の磁気センサを組み合わせる必要がありましたが、当センサを使用すれば1個で磁界を検出することができます。
<概要・背景>
AMR(Anisotropic Magneto Resistance)センサは、特定方向からの磁界の強さに応じて磁気抵抗値が変化することを利用した磁気センサの一種で、おもに携帯電話やノートパソコン、冷蔵庫やドアなどの開閉検知、スマートメーターなどの回転検知に用いられます。
当社はお客様の声をお聞きするなかで3Dセンシングが可能なAMRセンサへのニーズをとらえ、日本電気株式会社(以下、NEC)より事業譲受した磁気センサの技術やノウハウを活用し、2013年より開発に着手しました。このたび、NECと当社のAMR素子設計技術・回路設計技術を融合することで、360度全方位同感度で磁界を検出できるセンサの開発に成功しました。従来の磁気センサは、感度指向性を有しており全方向の磁界検出は難しく、3Dセンシングのためには3〜6個のセンサを組み合わせる必要がありましたが、当センサを使用すれば1個で同等の役割が果たせるため、お客様の設計の省スペース化やコストの低減に貢献することができます。
※特徴など、リリースの詳細は添付の関連資料を参照
<生産体制>
2014年2月よりサンプル提供開始予定
金沢村田製作所山梨工場にて2014年4月以降量産開始予定(50万個/月)
<サンプル価格>
50円
<お客様からのお問い合わせ先>
>こちら
https://www.murata.co.jp/contact/product/contact.php?g_product_category=sensor