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矢野経済研究所、国内時計市場に関する調査結果を発表

2014-02-04

国内時計市場に関する調査結果 2014
景気回復期待から消費マインドが上向き、本格的な伸長トレンドに突入〜


【調査要綱】

 矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内時計市場の調査を実施した。

 1.調査期間:2013年10月〜2013年12月
 2.調査対象:時計業界に携わるメーカー・卸、海外企業現地法人、輸出入業者ならびに小売業
 3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、及び郵送アンケートを併用

<国内時計市場とは>
 本調査における国内時計市場とは、「ウォッチ(腕時計)」、「クロック(置時計・掛時計・目覚まし時計)」の2分野に分類され、2007年〜2012年の実績値(国内メーカー品、輸入品別)は一般社団法人日本時計協会の資料から引用している。
 なお、欧米からのインポートウォッチ小売市場の2011年、2012年実績値、及び、国内時計市場の2017年予測値は、矢野経済研究所の推計値(小売金額ベース)である。


【調査結果サマリー】

◆2012年国内時計小売市場は前年比115.9%の5,795億円、本格的な伸長トレンドへ
 2012年の国内ウォッチ小売市場は5,281億円(前年比118.4%)、国内クロック小売市場は514億円(前年比95.5%、いずれも一般社団法人日本時計協会資料)となった。国内ウォッチ小売市場は景気回復期待の高まりから消費マインドが上向き、“買い控え”から解放された顧客が戻ってきたことで高価格帯から低・中価格帯と幅広い価格帯で好調な売れ行きを示した。特に、国内メーカー品およびインポートウォッチの高価格帯商品の売上拡大が顕著となり、本格的な伸長トレンドに突入したと考える。

◆輸入品の大半を占める欧米からのインポートウォッチ小売市場も2桁成長を持続
 2012年の国内ウォッチ小売市場の内、輸入品は前年比120.0%の4,050億円(一般社団法人日本時計協会資料)と2桁成長を果たし、また輸入品の約87%と大半を占める“欧米からのインポートウォッチ小売市場規模”も、前年比122.1%の3,542億円と2桁成長を持続した。株高で資産を増やした富裕層の高揚消費と、景気回復の期待感から出現した30〜40代の若い世代の顧客拡大、リユース(中古)マーケットの活性化、女性向け機械式時計の販売増などにより市場の底上げが図られたことが大きく影響した。

◆2017年の国内時計小売市場は6,590億円と予測
 2017年の国内ウォッチ小売市場は6,000億円(2012年比113.6%)、国内クロック小売市場は590億円(2012年比114.8%)、それぞれを合算した国内時計小売市場を6,590億円(2012年比113.8%)と予測する。国内ウォッチ小売市場は、インポートウォッチの好調が持続することに加え、国内メーカーの高級化シフトが奏功することで市場全体が拡大に向かっていくものと考える。また、国内クロック小売市場は、国内メーカーの高い技術力を活かした付加価値商品開発の推進により、新しいマーケットが創出されるとみる。


【資料発刊】

 資料名:「2014 時計市場&ブランド年鑑」
 http://www.yano.co.jp/market_reports/C55123800


 ※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照



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矢野経済研究所 一般社団法人 景気回復 リユース 富裕層

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