ＣＳＫ、ジー・モードにクラウド技術を活用したコンテンツ配信システムを提供

クラウド技術を活用したコンテンツ配信システムを
株式会社ジー・モードに提供開始

「Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ」と「ＰｒｉｍｅＣｌｏｕｄ　Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ」による
ハイブリッドクラウド環境を実現



　株式会社ＣＳＫ（本社：東京都港区、代表取締役社長：中西　毅、以下ＣＳＫ）は、株式会社ジー・モード（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：宮路　武、以下Ｇモード）に対し、Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ　ＬＬＣ．が提供するクラウド環境「Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ（以下ＡＷＳ）」（※１）、およびハイブリッドクラウド環境を実現するＣＳＫ独自のクラウド制御ソフトウェア「ＰｒｉｍｅＣｌｏｕｄ　Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ（プライムクラウドコントローラー）」（※２）を活用した、新コンテンツ配信システムを提供開始しました。
　Ｇモードは、このコンテンツ配信システムを活用した第１弾コンテンツとして、ＳＮＳ版オンラインゲーム「ＴＥＴＲＩＳ　ＬＥＡＧＵＥ（テトリスリーグ）」（※３）の運用を２０１０年１２月より開始しています。


１．背景
　「テトリスリーグ」は、Ｇモードの公式サイトですでに２億対戦を突破しているキラータイトルです。２０１１年度内に１０億対戦を目標としており、高いレベルで柔軟な拡張性が確保できるコンテンツ配信システムが求められていました。
　また、コンシューマ向けのビジネスにおいては、時に口コミなどで急激に認知が進み、トラフィック量が急激に増加することがありますが、従来型のコンテンツ配信システムでは、サーバなどの設備増設をすばやく行うことは困難でした。
　さらに、従来型のコンテンツ配信システムでは、サーバ設備などのＩＴリソースを、あらかじめトラフィック量のピーク時にあわせて用意しておく必要がありました。しかし、夜間や早朝などの時間帯、あるいは曜日によって、トラフィック量は大きく異なります。そのためトラフィック量が低いときは、用意されたＩＴリソースの使用率は低くなるものの、トラフィック量がピークになる場合を考慮し、常時使う必要のないＩＴリソースまでも確保し続けなければなりませんでした。
　これらの課題に対しＣＳＫは、柔軟なＩＴリソース調達が可能な「ＡＷＳ」と、ハイブリッドクラウド環境を効果的に管理可能な「プライムクラウドコントローラー」を活用することで、従来型のシステム環境では困難であったコンテンツ配信システムを実現しました。


２．「ＡＷＳ」と「プライムクラウドコントローラー」を活用したコンテンツ配信システムの利点
　ＳＫは、十分な性能評価を実施のうえ、「ＡＷＳ」を採用することでクラウドの利点である柔軟なＩＴリソースの確保可能なシステムを実現しました。また、トラフィック量の変動にあわせた「ＡＷＳ」の制御を「プライムクラウドコントローラー」の簡単操作で実現し、無駄なＩＴリソースを排除し、運用コストの４割削減を可能としました。なお、「プライムクラウドコントローラー」を活用したハイブリッドクラウド環境では、最短２０分でサーバ増設が可能となります。


○システム概要

　※添付の関連資料を参照


○エンドースメント

株式会社ジー・モード様
　負荷状況に応じてスケールアウトできる点はもちろん、逆にサービスに必要な分のリソースだけに絞り、インフラコストをいつでも最適化できる点はサービス提供者として大きな利点です。ＳＮＳ向けサービスでは事前にアクセス負荷を想定するのが困難ですが、リリース当初はインフラを冗長に確保し、その後、負荷を監視しながら調整するといった柔軟な対応が可能になるため、多くのサービス提供者を悩ませる負荷障害対策においても有効な環境であると言えます。また、従来のインフラ構築に比べ、必要となる作業の多くが不要なため、着手から短期間でサービスを開始できる点も大きな魅力です。

Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ　ＬＬＣ．　ビジネスデベロップメント統括部長　テリー・ワイズ様
　株式会社ＣＳＫ様が、株式会社ジー・モード様におけるシステム運用の大幅なコスト削減を実現するにあたり、当社のクラウドサービス「Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ」を選定いただいたことを歓迎いたします。「Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ」をご活用いただき、ＩＴリソースの柔軟な拡張・縮小を従量課金制で実現することにより、ＣＳＫ様が多くのお客様のシステム運用コストの削減に貢献されることを期待します。


※「プライムクラウドコントローラー」を活用したハイブリッドクラウドの効果の例などの参考資料は、添付の関連資料を参照