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アジレント、周波数帯を拡張したUSB熱電対パワーセンサーなど発表
アジレント・テクノロジー、USB熱電対パワーセンサに、
リアルタイム測定不確かさ表示機能付き50/67GHzモデルを投入
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:梅島正明、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、「Agilent U8480シリーズUSB熱電対パワーセンサ」に新モデル2機種「Agilent U8487A USB熱電対パワーセンサ」および「Agilent U8488A USB熱電対パワーセンサ」を追加することを発表します。周波数帯は最大67GHz(ギガヘルツ)に拡張したほか、毎秒900回の測定速度を実現しています。世界最速のUSB熱電対パワーセンサがさらに高速になりました。
U8480シリーズではリアルタイム測定不確かさ表示機能を搭載し、手間のかかる計算時間を大幅に削減しています。この機能を搭載しているのは、業界で唯一U8480のみとなります。この機能を使えば、測定の不確かさをどの測定ポイントにおいてもリアルタイムで計算することが可能です。測定結果と測定の不確かさが同時に表示されるため、測定を簡素化し、測定確度を向上することが可能です。
U8480シリーズは、熱電対技術を使用し、高確度、高再現性を実現しています。また、パワーリニアリティは0.8 %未満となっています。新機能のSパラメーター補正機能およびガンマ補正機能により、測定確度がさらに向上しています。この機能は、測定対象物とパワーセンサの間に置かれる部品のSパラメーターおよび反射係数ガンマをソフトウェアから入力するか、SCPIコマンドにより直接センサに書き込むことで、ミスマッチを補正する機能です。測定システムや測定器の校正などの用途に最適な機能です。
従来の当社のUSBパワーセンサ同様、U8480シリーズは、FieldFox RFアナライザやMXGシリーズ信号発生器をはじめとする当社の測定器のUSBポートに接続して利用することも可能です。パワー測定のために、別途パソコンを用意する必要はありません。また、PNA、PNA−L、PNA−Xシリーズネットワーク・アナライザの絶対パワー校正用としても利用可能です。USB接続ならびにN1918A Power Panelソフトウェアにより、量産、校正、現場測定まで、高周波パワー測定がかつてないほど容易となります。
当社の汎用電子計測事業部担当バイスプレジデントのEe Huei Sinは次のように語っています。
「当社は、現在お客様が直面されている測定課題の解決に向け、このU8480シリーズを開発しました。測定速度の向上ならびに独自のリアルタイム測定不確かさ表示機能により、エンジニアの皆様は性能や確度に妥協することなく設計期間短縮を実現することが可能となります。」
<販売価格等>
*販売価格(発表日時点での税抜き参考価格です):
型番 仕様 価格
U8487A 10MHz〜50GHz 550,071円
U8488A 10MHz〜67GHz 747,960円
*販売・出荷開始日:2014年1月24日
<関連情報>
製品詳細:http://www.agilent.co.jp/find/usbthermosensor_pr
Agilent YouTubeネットワーク上のPower Meter and Sensorチャンネル:http://www.youtube.com/Agilentpwrmetersensr
・製品画像は添付の関連資料を参照
<アジレント・テクノロジーについて>
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、化学分析、ライフサイエンス、診断、エレクトロニクス、コミュニケーション市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。20,600名の従業員を擁し、100カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2013年度、68億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp
2013年9月19日、当社は、電子計測会社を非課税のスピンオフ手続きにより、自社を株式公開会社2社に分割する計画であることを発表しました。電子計測新会社の名称はKeysight Technologiesです。この会社分割は2014年11月初旬までに完了見込みです。
※このプレスリリース中の「アジレント・テクノロジー」、「アジレント」、「当社」は、文脈により、「アジレント・テクノロジーズ・インク」、その日本法人や各国の法人、グループ全体を指すことがあります。
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計測お客様窓口
電話:0120−421−345