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日本IBM、I/O処理性能を向上した基幹業務向けフラッシュ・ストレージを販売

2014-01-29

I/O処理性能を2倍に向上した信頼性の高いフラッシュ・ストレージ
〜IBMパートナー向けプログラム「IBM Flashパートナーズ」を通じて、
フラッシュ・ストレージを活用したソリューションをパートナーと展開〜


 日本IBM(社長:マーティン・イェッター)は本日、I/O処理性能を2倍に向上(*1)し、基幹業務向けに信頼性を高めたフラッシュ・ストレージ「IBM(R) FlashSystem 840」を発表します。本製品は、「2D(二次元) RAID」により可用性を向上するとともに、コンポーネントの冗長化とホットスワップ対応によって、ビジネスを止めずにメンテナンスが可能です。特にデータベースサーバーや仮想化基盤、クラウド基盤など、システム停止が許されない業務における高い信頼性を提供します。本製品の最小構成価格は(4TB、Single RAID、1年保証)15,760,000円(税別)で、本日より日本IBMおよびIBMパートナーから販売、出荷を開始します。

 また、フラッシュ・ストレージのメリットをより多くのお客様に提供するため、IBMパートナー向けプログラム「IBM Flashパートナーズ」を通じて、13社のパートナーが「IBM FlashSystem」と各社が得意とする業種向けのデータベース基盤、データウェアハウス、仮想デスクトップなどの構築サービスを組み合わせたソリューションの展開を推進することを発表します。

 ビッグデータに代表されるデータ量の増大にともない、企業のデータ活用が加速することで、より容量が大きく、性能が高いストレージ製品が求められています。そのような市場環境の中で、高いI/O性能でシステムのボトルネックを解消するフラッシュ・ストレージの導入が進む一方、フラッシュ・ストレージを企業の基幹システムとして利用するには、可用性やセキュリティーなどの課題がありました。

 「IBM FlashSystem 840」は、可用性に対する要求の厳しい基幹システムの基盤として、高い信頼性を提供するフラッシュ・ストレージです。フラッシュ・モジュール単位で構成されるRAIDに加え、モジュールをまたがったRAID構成を行う「2D(二次元) RAID」によってフラッシュ・モジュールをホットスワップ可能にします。同時に、フラッシュのチップに障害が発生した際に自動的に性能とストレージのキャパシティを調節し、システムの停止時間を削減する「IBM Variable Stripe RAID」技術を採用することで、I/O性能を保ちながら可用性を向上し、データを消失から守ります。また、フラッシュ・モジュールのみならず、多くのコンポーネントを冗長化し、ホットスワップに対応するため、システムを停止することなくメンテナンスが可能です。

 従来はマイクロコードの更新作業の際にシステムを停止させる必要がありましたが、コンカレント・コード・ロード機能によって、システムを停止することなくコードの入れ替えが可能です。また、企業の基幹システムに保存される重要なデータを扱うストレージとして、「IBM FlashSystem 840」はAES−XTS 256ビットの暗号化に対応し、保存されているデータを高いセキュリティーで保護します。

 「IBM FlashSystem 840」は、ひとつの筐体(2ユニット)に最大48テラバイトのストレージ容量を搭載可能で、I/O処理性能は「FlashSystem 820」の約2倍にあたる110万IOPSに高速化しました。また、インターフェースには40ギガビット QDR InfiniBandに加えて16ギガビット/秒対応のファイバーチャネルおよび10ギガビットFCoE(ファイバーチャネル・オーバー・イーサネット)を追加し、多様なインターフェースに対応しています。これによって、ストレージI/Oのボトルネックを解消し、システム全体を高速化することで、データのリアルタイム分析の実現や、より高い密度でのサーバー集約が可能となります。

 「IBM Flashパートナーズ」プログラムでは、13社のパートナー企業と、Oracle Database基盤やMicrosoft SQL基盤、VMware Horizon View(VDI)環境、データ・マイニング(SAS)環境、SAP ERP環境などのソリューションに「IBM FlashSystem」を組み込んで展開します。


<「IBM Flashパートナーズ」参加パートナー(50音順)>
 エス・アンド・アイ株式会社
 NTTデータ先端技術株式会社
 兼松エレクトロニクス株式会社
 株式会社アルゴグラフィックス
 株式会社AIT
 株式会社CSIソリューションズ
 株式会社ライトウェル
 株式会社ラック
 JBCC株式会社
 デジタルテクノロジー株式会社
 トッパン エムアンドアイ株式会社
 東京日産コンピュータシステム株式会社
 日本情報通信株式会社
 (2014年1月現在)


以上

 本日発表の製品を含む、「IBM FlashSystem」の詳細および最新情報は、以下のURLを参照ください。
 http://www.ibm.com/systems/jp/storage/announcement.html


 *1 「FlashSystem 820」との比較において。記載されている性能に関する情報は、IBMが特定の条件下で計測したものであり、実際の結果は異なる場合があります。


 IBM、IBMロゴ、ibm.com、FlashSystem、Variable Stripe RAIDは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点でのIBMの商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
 Microsoftは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。


<お客様その他のお問い合わせ先>
 ダイヤルIBMお客様相談センター
 フリーダイヤル:0120−04−1992

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