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電気化学工業、石灰・カーバイド系事業の基盤強化で水力発電所を建設
新水力発電所建設について
当社は、創業以来の事業であるカーバイド、石灰窒素を始めクロロプレンゴムに至る石灰・カーバイド系の事業を現在でも基盤事業として展開しており、採掘権を有する豊富な石灰石に加え、水力を主体とする自家発電が競争力の源泉となっています。自家水力発電については、新潟県糸魚川市の「青海工場」近隣に、流れ込み式水力発電所15カ所(北陸電力株式会社との共同出資会社保有5ヵ所を含む。合計出力約11万kW。)を保有しております。
平成25年4月10日に経営計画「DENKA100」の戦略見直しにて発表したとおり、更なる石灰・カーバイド系事業の将来に向けた基盤強化を図るべく、次の100年に向けた取り組みとして調査・検討しておりました新規水力発電所につきまして、今般建設することを決定しましたのでお知らせ致します。
建設する水力発電所は、既設青海川発電所の上流に位置し、発電能力約8,000kW、年間発電量約2,600万kWhの見込みであり、当初20年間は発電した電力を全て電力会社に販売する計画です。今後、所定の申請及び設計作業を進め、平成27年に着工し、平成30年4月より送電開始する予定です。
尚、建設に当たっては、周辺の環境に十分配慮しながら進めてまいります。
水力発電所は安定したクリーンな電源であり、寿命は100年以上とも言われており、クリーンエネルギーの利用拡大に貢献できるものと確信しております。また、当社といたしましては、今後も資源の有効活用に努め、環境に配慮した企業活動を通して社会への確かな貢献を果たしてまいりたいと考えております。
[新規水力発電所の概要]
(1)設置場所 :新潟県糸魚川市内
(2)最大出力 :約8,000kW
(3)送電開始 :平成30年4月予定
(4)投資額 :約70億円
以上
※参考画像は添付の関連資料を参照